二百七羽 ☆ リュリュエル、桃色!

「次々に巻き起こる叫び声!

恨みあふれる怨嗟の声が、快楽あふれる甘〜い声になっちゃってます!

なんだか皆さん、おめめがハート! とっても気持ちよさそう!

最後の亡者さんたちを倒しちゃいました!

その数! 背中をあずけるお二人合わせて万人斬り!」


「いやそこまでの愛はなかったと思うが!?

だが、とんでもない愛にあふれていた!」


「はっは〜! すっげえ、気持ちいかった〜!

こんなにはしゃいだのは久しぶりだよ!

楽しいね! ダーリン♡」


「違いない! お前の戦う姿に見惚れたぜ! ハニー♡」


「お二人とも、なんだかどんどんお元気になりましたね!」


「「え?」」


「あんた!? じいさま!?」

「お前は!? ばあさん!?」


「ぶぶっ!!! 鼻血が!? ばあさん、エロいがすぎる!」

「やあん♡ じいさま、イケメンマッチョがたくましい!

なんだかきゅんきゅんしちゃうよ♡

さっそく、ちゅっ♡」


「肉感あふれる、愛のベーゼが美しい!!!

愛が若々しい精気に満ちている! ご老体の姿はどこへやら!

ぶかぶかだった鬼神な衣が、ピチピチハレンチなピッタリ衣になっている!

愛あるデザインの不思議!」


「「ちゅ〜〜〜〜〜〜〜♡♡♡」」


「濃厚ラブラブが長いですね!

ボク、照れちゃいますぅ〜!

ラブエルもお顔が真っ赤!

じっくりもじもじ見過ぎですよ!」


「じっく!? なひゃはうわぅおぅ、きゃう!

だ、だだだ、だって! あ、愛が濃すぎるぅ〜。

リュリュエル。あ、あああ、あっちに行ってましょうぅ〜〜〜」

「え〜〜〜!」




「ぷはっ♡ 満々に大満足だよ♡」


「愛の時間がとてつもなく長かった!」

「すっかり世界樹のお茶を堪能しちゃいましたね!

お二人とも心なしか若返って、くねくねいちゃいちゃご満悦です!」


「だって数千年ぶりだよ♡」

「……だいぶしぼりとられた気がする……もう立たん、いや立てん……

しかしこれは一体、どういうことだ!?」


「はい! 

<血滴る肉汁が最上級に絶品な牛肉>! ではなくて!

<血湧き肉躍る災害級に絶大な筋肉>をハックしたスキルは!

湧き若返る最愛級に絶倫な桃色筋肉>で〜〜〜す!!!

筋肉を酷使すると若返っちゃう不思議な常時発動スキルです!」


「そんなスキルありなのか!?」

「でも……ダーリン♡

これなら、さっきよりももっとすごい愛の桃色トレーニングができるわよ♡」

「お、おおう! まじか! お手柔らかに頼む!」


「愛の筋肉運動!」

「後継者問題も解決できそうですね!」

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