八十二羽 ☆ リュリュエル、爆誕!

「ドピュドピュうるさい!

はあ〜……あのバッジ、裏に代行って、書いてあったけど、あれって何かしら?

まあともかく、いつものリュリュエルに戻った! ほんと〜によかったわ!

あんなに高速飛行して……やっぱり緊張しすぎてうまくいかなかったのね。

まったく! 手間かけさせて!」


「キキキ〜ッと急ストップ! お手間ですか?」


「フィスエルが特級天使たちに愛をかけて直談判したんだ! そのうちの特級天使一人がやたらと強力にリュリュエルを推してくれたこともあっての決定だ!

もちろん、この俺! 愛の天使ラブエルも愛をかけて説得した!」


「あんた、特級天使相手に壁もないのに壁ドンした上にあごをくいってしてたわよね。特級天使なのに、めっちゃ顔が燃えてたわよ」


「ありがとうございます! 黙ってれば、さすが絶世の美少女天使ラブエル!」


「びしょ!? なひゃはうわぅおぅ、きゃう!

……実際のところ! 被害は確かにひどいと言わざるを得ない!

だが! 愛の人命救助や、それにつながることが多いのもまた事実!

それぞれの事の大きさも考慮されるべきだろう!

フィスエルのあふれる愛と真実があればこそ!

俺の心は今! 感動の愛の嵐が猛烈に吹き荒れている!!!」


「フィスエル! そんなにボクのこと愛しちゃってるんですね!」


「あ、あああ、愛って、そんなんじゃないわよ〜〜〜!

ひゃわわわ! 抱きつくな〜! どこ触ってるのよ!? はうん!

ほら、これあげるから!

わたしの羽で作ったアミュレットよ。手首につけて! これであんたがどこにいてもわかるの!」


「フィスエルからのプレゼント! うれしいです〜!」

「はあはあ! やっと離れてくれた……もう!

でもまあ、よかったわね。昇級試験はまた来年にがんばればいいわよ」


「ボク、もう昇級試験は受っけませ〜ん!」

「へ? なんでよ!?」


「だって、また天使ダメって言われたくないんです。

昇級試験を受けなければず〜っと天使です!

ボクは昇級試験を受けない覚悟でやる気満々です!」

「ダメな方の向上心!?」



「お二人から、まあいっかな四人と、どっぷり人魚さんの話を聞いて、ずっとお会いしていない異世界転生な勇者様に久しぶりにお会いしたくなりました!」


「それなら今すぐ行けばいいじゃない!」

「愛の再会だ!」


「ず〜〜〜〜〜っと見習い天使なボク! ここに爆誕!!!

よ〜〜〜し! これからも見習い天使として! がんばっちゃおうかなあ〜!

ボクのために!」


「「世のため、人のためはどこにいった!!!???」」



☆第一部完! な感じかもしれません?

☆ん〜〜〜!

☆ボクだけに!

☆よくわかりませ〜〜〜ん!!!


☆第二部は! 怒涛の展開? のんびり展開?

☆一章一章が長くなっちゃうかもしれません!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る