七十羽 ☆ リュリュエル、獣剣!

和風な軍人「翼人のガキを捕まえたぞ!

殺されたくなくば、おとなしくしろ!」


「捕まっちゃいました!

首筋に刀を突きつけられちゃって、怖いですぅ〜!」


「いま助けるもな!

ケモナ流、獣剣奥義! 銀狼の牙剣!」

和風な軍人「ぎゃああああ!」


「ボクを捕まえていた和風な軍人さんが大げさに倒れました!」


和風な軍人「おのれ、こしゃくな!」

「あれ? またまた捕まっちゃいました!」


「しょうがないにゃ!

獣人忍法! にゃんこのバリバリ爪!」

和風な軍人「ぎゃああああ!」


「助けていただきありがとうございます!

皆さん、なんとなく演技くさく倒れるのはなんででしょう!?」


和風な軍人「やられかたも我らの作法!」

「どんな作法けも!?」


和風な軍人「まだまだまだ!」

「あれれ〜? またまたまた捕まっちゃいました〜! てへぺろ!」


「いいかげん捕まるなけも!?」

「「仕事を増やすにゃ!?」」


「倒しても倒しても、きりがないもな!」

「「このままじゃやばいにゃ〜!」」


和風な軍人「なぜ斬れん!?」

「ほら、和風の軍人さんがボクの首筋を刀でノコギリみたいにギコギコしてますよ?

皆さん、もうボクを助けてくれないんですか?」


「「勝手にやってるにゃ!!!」」

「ほっとくもな!」

「皆さん、冷たいですぅ〜」


最強の家臣「双子なにゃんこよ!

悶え苦しめ! 必殺! 悶々悶絶斬!」


「「にゃにゃにゃ!?」」


「二人は斬らせないもな!

けも!? 妖刀に斬られたもな!

力が抜ける!? 魂が吸われるような!?

はあっ……熱いもな〜♡」


「「しっぽの動きがエロいにゃ!? イケもふが悶えてるにゃ! お色気レベルMAXにゃ!」」


「けも!? お色気ゼロなはずの二人にお色気を感じるけも!?」

「「なんかすっごい失礼なこと言われたにゃ!?」」


最強の家臣「よそ見などするからよ! 我が妖刀ムラムラマッサーの味はどうだ! ムラムラがたまらんだろう!」


「「ムラムラってなんにゃ!?」」


最強の家臣「見てるだけで興奮する! 悶え死ね! 覚悟!」

「はあ♡ ……簡単にやれらないもな! 獣剣奥義! みだらな猫剣!

けも!? みだらって何けも!?」


「「イケもふのみだらな様子に視線が釘づけにゃ!」」

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