二十五羽 ☆ リュリュエル、料理!

「とある世界の給食着に衣替えですっ!」

「わたしも!? いつの間に!?

か、かわいいじゃない」


「エンジェル3分クッキング〜!


チャララッチャッチャッチャッ ♪

チャララッチャッチャッチャッ ♪

チャララッチャッチャッチャラララチャッチャッチャッ ♪」


「なに歌ってるのよ!?

3分ってそんなに早く作れないでしょ!?」

「てきと〜に言ってみました!

ボクの愛がい〜っぱい詰まったお料理を作りますから!」

「その愛、怪しすぎるわ」


「はい! それでは新鮮なニードルオクトパスと!

エンジェ〜〜〜ルバッグ!」


ショルダーバッグから、どどんと食材を引っ張り出します。


「大森林フォレバストで収穫した爆爆小麦粉などで、たこ焼きを作りたいと思い〜ます!」

(十七話、参照してください!)


「たこ焼きって何よ?」

「とある世界のオーサカーという国?の名物料理です!

道具はエンジェルパワーで都合よくなんとかしちゃいます!」

「ほんとに都合が良すぎない!?」



「くるくるくるくるくるくるっ♡

はい! 焼き上がりました!

チャッチャチャ〜ン!

とある世界でおなじみの、エンジェル印のマヨネーズ〜!

と、エンジェルおたふくソ〜ス〜!

「あんた、何言ってるの?」


「さあ、空腹でひもじい思いが果てしない四人組のみなさん、召し上がれ!」


魔法使い「ひもじいって、その通りだけどよ。

四人組はやめてくれ」


騎士「俺たちには、雇われダーリッヤっていう通り名があるんだ」


「誰やって誰ですか?」

「誰や? じゃない! ダーリッヤ!」


「ダーリッヤって何ですか?」


騎士「よく知らん。

僧侶らしく夢だか信託だかで気に入ってな」


僧侶「天使様たちに覚えていただけるだけで励みになります!」

武闘家「ちゃんと頭に叩き込んでおきなさい」


「なんだか、つまんない名前です〜。

神様の信託はダメダメですね。

もっといい仕事してほしいです!」


四人「神様にダメ出しする天使ってどうなの!?」


「あんたの仕事よりはいいわ! いいから覚えて!」


「わかりました! ちゃんと覚えます!」

「……で、この四人組の通り名は?」

「ん〜、なんでしたっけ?」

「覚えとらんのかい!」

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