二十四羽 ☆ リュリュエル、食材!

「ニードルオクトパスは鋭い針を飛ばしてくるわ!

みんな避けて!」


武闘家「ここはわたしにまかせな!」

騎士「相性バッチリだな!」

魔法使い「まかせた!」


「相性って何!?」

「武闘家さんがダボダボの上着を脱ぎ捨てました!

やる気満々!」


「中華っぽいビキニアーマーになったわね。

すっごい露出度。

前は露出がまったくない武闘着だったわよね?」


「さすが、元フィスエルの勇者!

露出狂天使ゆずりですね!」

「ほんと、ごめんなさい」


「さっそく針の嵐です!」


武闘家「スキル<受肉するほどたまる愛増の武器>!」


「ええ!? わたしが武闘家ちゃんに授けたスキルは<受けるほどたまる根性の怒気レベル3>よ!?

負けない心で防御するほどに拳打系のステータスが上がるはず!」


「武闘家様の素肌に針が突き刺さっていきます!」

「なんで避けないのよ!?」


武闘家「ふふふふふ……。

この刺し貫かれる感覚……。

気ん持ちいい〜!

たっぷりもらったわ、あんたの武器!」


騎士「あいつ、あのスキル使うようになってから性格変わったよな」

魔法使い「ああ、キモい」


「ふぅわ! 武闘家様の身体から何本もの大きくなった針が突き出しました!」

「何よ、この気持ち悪いスキル!?」


武闘家「自分の武器をたっぷり喰らいな!

スキル<切り裂く闘気>!」


「ニードルオクトパスに自分から抱きつきました!

突き刺さる針!

密着している様子がぬるぬると絡んでるようです!

ニードルオクトパスの攻撃は、出し入れする針で防御!

すごいですけど、見た目が悪い!

これはこれでエロス!」

「エロスって、やめんか!」


「八本足が見事にバラバラになったわね」

「エロスな武闘家勇者様、爆誕です!

ついでに食材調達できました!」

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