第5話 動く風

どうもー作者の「呉かがいなづま」です。先にお詫びとして、前回の私の自己紹介は実は字数稼ぎです。毎回2000文字程度を目標としているので、あのような自己紹介をしてしまったんです。また誤字とかがあれば暖かい目で読んでください。それではどうぞ。







木原匠「まさか、お前がここに配属されるとはな」


山本「あぁ、俺もまさかこの世界の連絡及び、広報官補佐になるとはな」


山本 香 三等上尉 特別派遣地域広報官補佐官


木原匠「元の世界から出ていって一週間となったが、どうなんだ向こうの世界は?」


山本「特段変わったことはない。ただ、」


木原匠「ただ?」


山本「アメリカ、中国、ロシアの三か国から日本政府に対してこの門に関しての調査をしたいとの連絡があってな」


木原匠「予想はしていたが、早速ですか」


山本「まぁ、ロシアは今衰退しているからなんともないが、中国がすごい事になっている」


木原匠「例えば?」


山本「まぁ、そうだなこの小笠原諸島海域に中国の測量艦、情報収集艦が確認されてな、その対応をしたりとしているな」


木原匠「まぁ、あの中国だからな」


山本「だから門を移動させた」


木原匠「…は?」


山本「だから、門を移動させた」


木原匠「えっこの門を」


山本「あぁ」


木原匠「どうやって?」


山本「タグボートで」


木原匠「えっ何で移動できてるん?」


山本「それは…」


四日前、


竹中「この門…移動できんかな」


後藤「…へ?」


後藤 紗智子 一等海佐 特別派遣地域副司令官


後藤「司令官、この門ですよ」


竹中「あぁそうだ、」


後藤「正気ですか!」


竹中「あぁ正気だ」


後藤「どうやってですか、それに今さら何で」


竹中「まぁ、ここは何かと不便だし。まぁ、何事にも挑戦だ」


後藤「いや、そうじゃな…」




竹中「動いたな」


後藤「はい…」


門は以外と軽かった。


竹中「他に何か?」


後藤「確かに動きましたが、どこに」


竹中「そうだなとりあえず相模湾沖かな」


後藤「はぁ…」




山本「…ということがあり、今は向こうの世界の門は移動中というわけだ」


木原匠「それ、さすがに不味いんじゃないの政治的に」


山本「あぁ、政府は門が近くなったら管理しやすいし、変な船に対処しないといけないから、その方が都合が良いと判断したから、OKにしたんだって」


木原匠「はぁ…(何も言えない)」



…その頃司令官室にて、


竹中「…と言うわけだ」


稲葉「はぁ…」


早乙女「え…」


こちらも先程門が移動中ということを知らされた。


竹中「相模湾まであと1日だから安全のためしばらく君達は待機させることになったから、少し休め」


稲葉「…わかりました」


こちらはこちらで大変そうだ…


山本「あっそういえばインターネットが繋げられるようになったんだ」


木原匠「えっまじ?」


山本「あぁ本当と書いてマジと読む」


木原匠「うわ、本当だ。モン◯トのイベント来ているかな?」


山本(あんまりその発言は…いや、やめておこう)







真霜「ですから…」


幹部A「何なんだ?勝手に私達に通さずに外部の者と接触をして」


幹部B「本当だったら懲戒処分だったんだぞ」


渡辺「何を話しているんだ」


渡辺和輝 海上安全整備局 局長


幹部A「局長!」


渡辺「で、何の話をしていたんだ」


幹部B「局長!何でこの人を懲戒処分しないんですか!」


渡辺「何でかって。逆に聞くがこの人以外でブルーマーメイドを引っ張る人はいるのかね」


幹部A「それは…」


渡辺「そういうことだ。わかったなら仕事をしろ」


幹部「…わかりました」


そう言って幹部の人達はどこかへ行った。


真霜「ありがとうございます局長」


渡辺「いいや、私は対してなにもしていないよ」


真霜「いえ、いつも私を助けてくださっていますので」


渡辺「そういうのは良い。頑張ってくれ」


真霜「はい」


渡辺「あぁ、そういえば例の計画はどうなんだ」


真霜「もちろん現在調整中です」


渡辺「わかった。よろしく頼む」






木原匠「暇だな…」


山本「本当にお前幹部か?何でいつもそんなに早く…」


木原匠「いやーさ、俺って元々高専出身だからさレポートがたくさんあんだよ。だからできているっている訳だ」


山本「はぁ…お前成績は同期の中で中の下だったはずなのに何故か負けた気がする」


木原匠「そんなこと言うなよ」


山本「そんなに暇だったら俺の仕事を手伝ってくれよ」


木原匠「俺はすずつき砲術士なんだ。それを手伝ったら機密に反するからダメなんじゃないん?」


山本「何で疑問形なん?そういえば明日外交官が来るからすぐ出港するんじゃない?」


木原匠「あぁ、そういえばそうだったな」


山本 (本当にこいつは幹部なん?)


〜登場人物〜


山本 香

階級 三等海尉

職種 特別派遣地域広報官補佐官

防衛大学校卒業後、海上自衛隊幹部候補生学校に入隊、木原匠とは幹候では同期。


後藤 紗智子

階級 一等海佐

職種 特別派遣地域副司令官

防衛大学校卒業後、海上自衛隊幹部候補生学校へ入隊、護衛艦やまぎり艦長を経験し、現在に至る。


渡辺和輝

職種 海上安全整備局 局長

ブルーマーメイド及びホワイトドルフィンを管理する海上安全整備局の局長。真霜の母である宗谷真雪とは長年の知り合いである。
































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