なぜか部屋ごと異世界に転移してしまった主人公
しかも出てきた先は、ダンジョンの十階層
だけどモンスター相手に戦える自信はまったくなし!
それでも元の世界へ帰るには
レベル100を目指さなくてはいけません
考えついたのは、袋ラーメンを提供することで
お金と経験値を稼ごうというもの
おなじみのカレーやラーメンのようなインスタント食品が
異界の人たちに気に入ってもらえるのは
やはり楽しいものがありますね
キャラクタでは、ヒロインのクリスが特に魅力的です
サラリーマンをシャーマンだと思い込み、
一途に慕ってくれるところが、とても可愛らしいと思います
テンポがよく、文章も明快で
サクサク読み進めることができます
部屋からダンジョンに繋がると言う、よく見る展開かもしれませんが、内容を見れば正にタイトル通りと袋ラーメンがメインとなるお話が続きます。
俺TSUEEEや、ありきたりな人間関係のいざこざもなく、更には主人公となる人物もチートと思える強さは見せません。
ですが人との初めての繋がり、それを通して物語を進めるのはファンタジー冒険物語と言うよりも、日常を描いた内容でした。
一話一話が短いので物足りないと思う方もいるかもしれません。
事実、私は一話から最終話+SS話を全て読み終えるのに6時間もかかりませんでした。
物語自体は綺麗に終わらせていますが、SS話も十分楽しめる内容となっておりました。