新スキル
白い仮面の奴が消えて数十分が経過した。一行に戻ってこず暇を持て余していた俺は自分のステータスを確認した。
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名前:乙坂 葵 性別:男
職業:英雄
レベル:90
HP:D⁺
MP:E
攻撃:D
防御:C
敏捷:C⁺
魔攻:D⁻
魔防:D⁻
職業スキル:英霊召喚 英霊同化 限界突破
ユニークスキル:重力魔法 強欲 鑑定 聖剣召喚 魔剣召喚 取得経験値増加
アイテムボックス 言語理解
スキル:氷魔法Ⅸ 光魔法Ⅹ 闇魔法Ⅴ
魔力操作Ⅷ 剣術Ⅶ 気配感知Ⅷ 気配遮断Ⅶ
称号:転生者 稀代の天才
七つの大罪スキル保持者
加護:転生神の加護
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おぉ~結構強くなったな。今の俺だったらVのイレギュラーボスくらいだったら倒せるな。この調子でレベル上げて世界最強を目指すかぁ。
そんなことを考えていると、扉の音がしたのでどうやら戻ってきたようだ。
「大変お待たせしました。こちらが神獣化のスキルロールになります。使用すると、十分間フェンリルになることが出来ます。使用中は全ての能力値が五倍となります。スキル使用中は能力値が上がるスキルの併用はできませんのでお気を付けください」
「なるほど。それを抜きにしても破格なスキルだな。だが、このスキルを使うに当たってデメリットは存在しないのか?そんなに強力なスキルなんだ、何かあるだろ」
「いえ、一切ございません」
こいつの心拍数、魔力の波長を見るに嘘はついてないな。デメリットなしで能力値が五倍になるスキルは欲しいな。限界突破は十倍になる代わりに体が痛くなるしな。
「そうか。悪魔の笛を渡しただけなのに強力なスキルを貰って申し訳ないな」
「いえいえ、それほど悪魔の笛が大切なので」
「そうか」
☆☆☆☆☆
神獣化を試すためにⅤのダンジョンにやってきた。ダンジョンボスはいなくなったが、ダンジョンコアを破壊していないためにダンジョンは通常通り動くため試すには持って来いの場所となった。
「"神獣化"」
体が光り出し、数秒後にはフェンリルとなった。ステータスを見なくても分かるほど、能力値が上がっているのが分かる。
「さて、一番近くの魔物を殺してみるとするか」
探すこと数分。複数のヴァンパイアを発見した。俺は試しにフェンリルの爪で攻撃をすると、ヴァンパイア共が粉々となった。
【ヴァンパイアを倒しました】×4
「上層の魔物ごときだったら一撃で魔物を殺せるな。次は階層ボスで力を試してみることにするか」
~~~五階層・階層ボス扉前~~~
「残り僅かな時間しかないし、中に入るとするか」
中に入ると、そこには十体のレッサーヴァンパイアとボスと思われる魔物が待ち構えていた。
レッサーヴァンパイアは一撃で殺せることはわかっているし、さっさと殺してボスと戦うことにしよう。
光魔法で頭を貫き倒し、ボスの足を貫こうとするも避けられてしまった。それを予想していた俺は、ボスの死角から光魔法を放っていた。見事命中したボスはバランスを崩しその場で倒れる。
その隙を見逃すはずもなく、一気に距離を縮め首目掛けて爪を振るう。直撃したボスの首を飛ばすことはできなかったが九割ほど切断に成功していた。
「なるほど。Vの階層ボスを一撃で殺せないのか..ステータスがデメリットなしで五倍になるし、使い所を間違えなければ使えるな。さて、検証も終わったし宿屋に帰るとするか」
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作者から
これまで読んでいただきありがとうございます
これからもよろしくお願いします
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