第27話  二ノ宮と合作小説を書く

 僕は、強制的に演劇部へ入部となり、次の日に、司馬に首を捕まえられるように、演劇部の部室まで連れていかれた。

 その後を二ノ宮愛里と、木崎亜美と共が嬉しそうな顔で、ついてきていた。

 僕は、取り調べに向かう囚人の気分だった。


「いやね。取って食べたりしないわよ」


 木崎が言った。


「ひょっとして、部活動にはいること事態初めてなの?桜庭君」


 確信をつかれて、僕は立ち止まってしまった。


「本当のことだとは……」


 司馬も木崎も二ノ宮もあきれたように口を揃えていた。


(悪かったな……部活が初めてで!!)


 僕は、分からないように舌打ちした。


「嫌な顔をしても無駄よ。桜庭君、あなたには演劇部の脚本担当になってもらうわ。書きたいならSFも上等よ。ただし、私と合作が条件よ」


「え!? 書いても良いのか?」


「『なりたい』の夕波雫は止めてよ。『ヨムヨム』で短編を書いてもらうわ。桜散るをイメージした私が考えた話がこれね」


二ノ宮は、数枚のプリントアウトした紙を僕に渡してきた。


タイトルは、『散ればこそ、いとど桜はめでたけれ』


月の裏側から異星人に操られている地球人のことがメインのSFアクションだ。


「二ノ宮が書けば良いのに」


「書けてら、とっくにしてるわ!! プロットは作ってあるの。文章を起こしをお願いします」


僕の書きたいSFジャンルだったし、伊吹タケルと夕波雫を使ってくれてるの嬉しかった。





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