第22話 背中とお腹が

 ブログを書き終え、夕飯はゆっくりでいいと思って洗濯物を畳んでいると、ふと、

「あれ?今日は木曜日だ!長男のバイトの日じゃない!」

と、7時に夕飯を作るべき日だった事を思い出し、急いで準備をした。

 前日は急に次男を迎えに行く事になって、元々その日に食べる予定だった物が余ってしまっていた。主婦業というのは、毎日賞味期限との戦いである。予定が1日狂っただけでも痛手なのに、その上食べる人が1人減ったのみならず、あるはずだったお弁当まで無くなったのだ。これはもう、1人1人の食べる量を増やすしかない。

 という程でもないのだが、いつも納豆は子供が1人1パック、大人は2人で1パックだったのに、この日は大人も1人1パックになった。それだけでもお腹いっぱい。

 それでもって、長男がなかなか帰ってこない。7時には多少遅れるかもしれないと思っていたが、もう片づけをしようとしているのに帰ってこない。結局、サークルのイベントがあって11時半頃まで帰ってこなかった。急いだ意味が……。

 長男の為に、お味噌汁は少しお代わり分を作っておく。しかし、帰りが遅い日は、鍋を洗ってしまいたいので多めには作らない(レンチンできるお椀に入れておく)。しかし、この日遅くなると聞いていなかったので、多めに作ってしまった。それを、夫と長男のお椀に満杯まで入れ、残りは私が飲むという……もうお腹いっぱいなんだってば。

 で、片づけようと思ったけれど、どうも苦しい。しばらくお腹がいっぱいで苦しくて、動けなかった。なんだか、息を吸うと背中とお腹が痛いような。そうか、これは筋肉痛だよな。食べ過ぎたわけではないよな?

 今日は確かにたくさん歩いたけれど、背筋とか腹筋まで痛くなるか?

 と、思って考えていたら、思い当たる事があった。昨日、ものすごく重たいリュックを背負ったからだ。いやでも、本当に一瞬なのに。ん-、いや、救急車の中で背筋を伸ばして座っていたから?

 とにかく、背筋が痛いなーと思いながら、片づけもしたし、あまり早めには寝られなかったけれど、いつもよりは少し早く寝た。ちなみに、荷物を忘れた話を夫にしたら、忘れて家を出るのは分かるが、病院に着くまで気づかないのが信じられないと言われた。端的に言えば、小ばかにされた。くぅ。

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