第3話

あれから四年経つ。最初の頃は、私もタカヒロもよくメールや電話をしていたが、それもいつしか途絶え、私は新宿で事務の仕事をする事務員として働いていた。

また冬の季節がやってきた。私とタカヒロが愛し合っていた部屋はそのままだ。

最近では飛行機事故があったみたいだ。

私は日々の暮らしに追われて、飽き飽きとし、鬱々としていた。

私は仕事先の新宿から、電車で1時間半の距離にある、アパートに帰った。厚手の白いコート、スーツ、スラクックスを脱いで部屋を暖かくする。

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