第3話ウォン
「能力の解説をしよう」
「はい」
皿を洗いながら、我神の話を聞く
「ステータスっと言って見ろ」
「ステータス」
ウォン
謎の音と共に青い画面?ウィンドウ?が開かれる
「これはなんですか?」
(名前と、スタミナ?とHP?ゲームみたいだな)
「それはステータスウィンドウと言ってな。ゲームを元に作ったんだ」
「そうなんですね」
「一番上が小僧の名前で、その横がスタミナと体力だ」
「ほうほう」
「名前の下が小僧のステータスなどだが」
ステータスは筋力など俊敏などが書いてあるが、全て横にFと書いている
「覚醒者にもランクがあるだろう。そのランクを元にしてるんだが」
覚醒者にもランクはある。一番上がSでその次はAっとドンドンと下がって行き
最後がGで、その上がFだ
(下から2番目か)
「今小僧がⅮ以上の力を持ったとしても、ステータスには測定不能と出る」
「Ⅾ、覚醒者ランクⅮと同等の力?」
「そうだ。我がⅮランクの覚醒者と会ったことが無いから、こうなった」
「神様基準なんですね」
皿を洗い終わり、神様が近くにいる椅子に座る
「それとスキルと覚醒者タイプが分かるぞ」
「覚醒者タイプ分かるんですか!」
覚醒者タイプ、覚醒者には得意なことや苦手なことが存在する
ゲーム的に言うと職業だ。剣が得意な剣士タイプや、魔法が得意な魔法使いタイプなどが
覚醒者タイプだ
「ゲート探索者ですね。覚醒者タイプ」
「なにそれ?」
「ちょっと待って下さいね」
勉強机に置いているノートpcを持ってき、調べる
「出てこないですね。初タイプですかね?」
「スキルはどうだ?神の加護はちゃんと付いてるか?」
「・・・5個?スキル5個あるんですけど」
「そこに神の加護は入っているか?」
「あります。我神の加護と書いてます」
安心した様子で息を深く吐く神様
「スキル4個か、珍しいな」
「基本的に2個ですもんね。3個でも珍しいのに」
スキル、覚醒者が魔物に対抗する為の異能
覚醒者は最初に2個のスキルを持つ。稀に3個ほど持っているが
「一個ずつ、スキル名と効果を言ってくれ。メモる」
どこからともなく紙とペンを取り出し、書き始めた
「オールウェポン、効果全ての武器を制限なく使えます」
「オールウィポン」
ココッコ
ペンで書く音が部屋に響く。書く時にこんな音なんて鳴るんだっけ?
「スーパーダッシュ、効果スタミナ制限が一時的に無くなる」
「スーパーダッシュ」
「探求者、効果好奇心の赴くままに」
「探求者」
「なんですか?このスキル」
「先にスキル言って貰える?」
「はい」
一瞬だが、神様から怒りの感情を感じる取る。彩菜は怖いっと言う感情でいっぱいだ
「死して生きる、効果、命が無くなる戦いに巻き込まれやすくなる。その戦いで生きた残った場合」
「生きた場合?」
「更なる能力上昇を手に入れる」
「ふーむ、強スキル?が多いな」
「強いんですかね?オールウェポンとスーパーダッシュは分かるんですが」
神様を眺めながら、強いのかを聞く
「小僧はゲートの知識はあるのに、覚醒者のスキル知識などは無いんだな」
「興味が湧かなかったので」
「そうか。我の加護は実勢で説明した方が早いから」
神様の手に大きめの鍵が出現する。神様と同程度の大きさだ
「は、早く取れ」
「はい」
神様が持っている鍵を取る
「ふー、重かった」
「この鍵は?」
「砕け」
「砕く?」
何を言っているのかが理解出来なかった
(砕く?鍵を???)
「手に力を込めろ。覚醒者だから砕ける」
「は、はい」
手に本気で力を入れる
バキ!
鍵は思ったよりも柔らかく、ポッキリと鍵が折れる
「ゲートが開くぞ」
「え?」
目の前に緑色のゲートが出現し、引き込まれる
「このゲートはブレイクしないし、一日で消えるから安心しろ」
「えぇ!!!」
ただ落下する感覚に襲われる。この時初めてゲートに入場した
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