第6話 しんさく。またですか?

「セン、2月11日(日)22時になりました」

「トムソン君、いやワトソン君。何が言いたいか分かるぞ」

「そうですよね! あなた、また手を出しましたね?」

「何にじゃ? 女か?」


「違う! 新作にですよ」

「おう、高杉晋作じゃな」

「止めてください。おやじギャグにもなってません」

「今日は随分怒っとるな。あの日かい?」

「どの日ですか!」

「どうだ、新作は?」


「あのねえ、内容よりも今の状況わかってるんですか?」

「……」

「エッセイを除いて連載がこれで4本目ですよ!? メ賞も入れたら”5”」

「そうか?」

「そうです! どう収拾つけるんですか?」


「でも、ほら2本は作り置きしといた漬物を整えて乗せるだけじゃし、短編はもう少しで終わるぞ」

「地球なんちゃらなんか短編とは言え、終わり方適当じゃないですか?」

「あれは難しかった…… 本来ホラー調のはずだったのに」


「下書きちゃんと作らないでどんどん進めるからこうなるんです!」

「でもさ、最後に結婚式持ってきたの、ナイスだったでしょ」

「凛ちゃん12歳ですよ。おかしいですって」


「名前間違っとるぞ、そっちは漢字では無い。リンだ」

「ほらっ、僕まで登場人物混同するじゃないですか?」

「確かにそれはあるな。いっそ全員同じ名前にするか?」


「それよりも結婚式は無いでしょ」

「オチが無いから仕方が無かったんじゃ」


「短編なめてますね。きちんと最初から内容考えてください」

「了承しました」


「で、セン。新しいのは大丈夫なんですか? まず短編って書いてますけど」

「よくぞ聞いてくれたワトソン君。こちらは大丈夫じゃ。うまく考えているし、すでに概要も載せておるぞ」


「なんか、第一話の雰囲気がすでに変ですけど? 超能力関係はあまり使わないような雰囲気だったはずでしたけど」


「そうなんじゃ。別にコミカルにするつもりは無いのに、なぜかスパイファミリーのような感じに……」


「ヨル・ブライアですね」

「青豆じゃ」


「あの、くれぐれも慎重に…… それから今日は推しは?」

「結構、ヨミも頑張って、結局絞り切れんかった……」


「だめっすね。書籍はどうですか?」

「うーん。もうネタが尽きた」

「早っ」


「そうだ。今日ももうすぐ千字になるから止めておくが、小学生っぽくテーマをまとめてみたぞ。今後のネタに」


「小学生ですか……」


①漫画/アニメ

②小説/作家

③映画

④女優


「セン、では執筆速度の計測を」

「よかろう。970字/35分=27.7字/分じゃ、やったあ! 倍のスピードじゃ」

「セン、でも内容がしょぼいです」


(ぜんかい  WS=13.3)

(2024.2.11 ヨルWS=27.7)


---P.S---

(センさん、センさん。)

(なんじゃ、ひそひそ話か?)

(地球で...のやつ、上でネタバレになってます。まだ最終話公開してないでしょ)

(あー やってもうた)

(消しますか?)

(もったいないからいいよ。それに誰もあまり見てないし)

(もう。早く公開しちゃってくださいよ)

(分かった。そうする)


  了

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る