2024年 4月 7日 5:00
加藤たちのグループは、移動開始から実に5時間以上経ったものの、ゾンビに挟まれたままであった。
しかし、そこで気づいたことがあった。
ゾンビは、だんだんと動きが悪くなっている・・・?
私は、前を行くゾンビがだんだんゆっくりになっているのを感じていた。
そういえば、テレビが動いていた頃は、感染症の類いだとか、言っていたような・・・
もしかして、不死身なわけじゃない?
すると、見張りをせずに休んでいた二人の会話が聞こえてくる。
「ねえ、もしかしてゾンビが栄養をとらないから弱くなってるんじゃないの?」
「た、確かに。だから、動きが遅く・・・?」
確かに、それはあり得る話だ。
「このままじゃ、いつまでたっても抜け出せないから、いっそのこと走って横切ろう!」
え?
「え、えぇ。勇気あるね・・・」
「大丈夫だよ、ほら行こう!」
「おーい、加藤さん。聞いてたよね?」
「う、うん。本当に行くの?」
「もちろん! ほら、行くよ!」
鹿野さん、勇気あるなぁ。
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