第39話 『心のリセット記念日』
皆さん、お疲れ様。みなさん、人には正直に言えないだけで、めっちゃがんばっていますよね。胸の中で、モヤモヤと葛藤を抱え吐き出せない辛さよくわかります。ボクも、同じです。日常を生きる対陣ではポジティブに振舞い。弱音は、出来るだけ人には言わない。ですが、積み重ねると。誰かに分かって欲しい。聞いて欲しいときありますよね。
2024年8月24日。
この日は、そんな思いが積み重なって山になって、なにもしなかった。
ボクの古い読者の方なら、御存じのことだろうと思うが、毎週、土曜日は執筆デーだ。
早朝6時に、身支度を済ませ、タブレットPCを持って、馴染みの喫茶店へ7時に入って、小説家になろう/カクヨムで長期連載している拙作を、およそ2000字超えるまで書くのが決まったルーティーンだ。
7時から、11時過ぎまで集中して書く。決して傑作とは言えないが、現在、自分に出来る物を全力で書く。上手い・下手、調子の波は、あるだろうがどーでもいい。常に、全力を出す。それだけ。
しかし、この日、つまり、今日は、このルーティーンを破った。休んだ。サボった。
8月7日から、note(カクヨムでもUPするかも)で、好奇心を駆り立てるタグ(何かはナイショ)を見つけて、創作落語の
大ハコを作ると、「うん、なんだか面白い」。次に、中ハコ、はじめから終わりまで、15ブロックに割る。そして、小箱(小説ではプロットと言うのかな)15ブロックを支える柱を建てる。
プロットで、面白いかどうかなんてわからへん! それは、嘘。おおよその見当はつく。例えるなら、料理と同じだ。そうだなあ、現在進行形で、偏食家のボクが連日食べている。冷やし中華=冷麺(関西圏での呼び名)を例にとる。
まず、冷やし中華を作ります。これが、テーマ。
次に、どんな具材で、どんな手順で料理します。これが、ハコ(プロット)
ここまでで、食べたいかどうかはわかるよね?
この時に、『普通のインド風冷やし中華』とか、いいだすと、「ん?」となる。食いたい物の前に疑問符がつくやん。そう、味が、イマイチ想像できなくなるのは、基本的にアカン企画。
(でも、これが、一概には言えなくて、稀に、偶然の産物で奇跡の組み合わせで、大成功する時がある)
ボクは、四流だから、ベタに、ベタに、ベタ下手(誤字ではない)に、作る。
だって、才能無いんだから、奇跡でも起きない限り、『普通のインド風冷やし中華』なんて作れるはずない。
インドカレーのスパイス知ってる?
・クミン
・コリアンダー
・ターメリック
・カルダモン
・クローブ
まだまだ、あるよ。
次に、冷やし中華の具材。
・中華麺
・錦糸卵
・ハム
・キュウリ
・トマト
まだまだ、ある。
つか、今上げた、レシピをクックパットさんとか使わずに憶えてる?
これを知ったうえで、
1具材を切って
2麺を茹で
3ここ重要!
冷やし中華のタレと、カレーのスパイスの調合黄金比を発見する。
4盛りつけ
簡単に、言うとこんな流れだけど、これだと、個人のお店。
これを、再現性のあるマニュアルを作ると、チェーン店。
店の趣き、店主の佇まい、食材の鮮度選びの目が、あって初めて一流店。
さらに、一流でも、盛り付け一つ、提供の仕方一つ、店の人間の心意気・おもてなしの精神が、ミシュランになるかならないかを決める。
で、下風な事言ってるけど、ボクは、餃子の王将の中華そばでエエし、ココイチのカレーで満足。
それを再現する腕と、肥えた舌があるかと言えば、まったくないので、定番に則って、ベタに・ベタに・心づくしの冷やし中華を作るのが精一杯。
おっと、ここまでは、新作制作を冷やし中華に例えた、たとえ話だった。
さて、本題に入ろう。
四流の物書きが、精一杯自分に出来る作品を誠実に丁寧に書いている。
8月7日から休まず執筆している。連載中の歴史エンタメ「カケル×左近」も飛ばさず書いているが、18日連続で、昼間も仕事で脚本も直し作業とかあって、少し、精神衰弱気味で、睡眠はしっかり7時間ないし、8時間取ってるつもりだが、ここ2、3日、3時間で起きたり、朝、出社まで起きれなかったりと、体調管理が乱れて来た。
そこで、健康第一。おやすみした。
朝は、時間を気にせず、10時まで布団でゴロン、ヤル気がないから、布団でゲーム。14時に、若い女性のフェロモンの匂いと聞く桃の香りの入浴剤で温めの風呂に2時間ばかりはいり川の流れを見ながらの露天風呂をイメージして、ボーっとせせらぎの音のYouTubeを聞いてリラックスする。16時には、さらに友人とモンハンをして遊び。晩御飯を作るのも面倒だから、冷凍していたご飯をレンチンして、のりたまを丁寧にまぶして、冬に買い置きしていたおでんを食べた。
そして、ようやく、机に向かうが、何も書くことがないから、それをありのままに書いた。
これ、おもしろいかどうかわからないけど、ボクは、ダメな奴なんです。Xなどでは、出来るだけ弱音を吐かずにその日執筆した進捗だけ上げてるけど、毎日、今日は、サボるぞと思っている。弱い人間なんです。
それでもね、こんな弱っちいボクの日常でも、どこかの誰かの、心に伝わる時もあるかな、なーんて、駄文を書きました。
みんな、弱い人間なんです。どーにかこうにか、自分に今出来ることを、出来るだけ精一杯、誠実に伝えればそれだけでOKなんです。
たぶん、直木賞作家の朝井まかてさんが、なにかで言っていた。
「長くても、短くても、その人なりの言葉で〈了〉まで書き上げれば、それだけで褒められること」
この言葉を何処かで見かけて、ボクは、救われた。
だから、ボクは、駄文でも、朝井まかてさんのようには、いかなかなくても、99%の人には伝わらなくても、1%の人に伝わればなあ、なーんて思って、筆を執っているんです。
あらやだ、雑談的な、雑記のつもりが、2000字超えちゃった。こんな、言葉で誰かの心に、ホッとするする何かが生れれば幸いです。
皆さん、お疲れ様。皆さん、頑張り過ぎは良くないですよ。だらしない日があってもいいんです。心のリセット記念日があってもいいんです。
たまーに、「なにもしない記念日」を作る心のゆとりを持ちましょう。
ボクは、そう思います。ボクが、責任を持ちます、「なにもしない記念日」を年に一回はとりましょう。
と、無責任と、テキトーがモットーオジサンが申しております。
自分を労わってね。おつかれさままです。
また、来週にでもここで会いましょう。
ありがとう♡
〈了〉
それでは、
・レビュー☆3つ
・ブックマーク
・いいね
・「僕は好きです!」応援コメント待ってます。
また来週に。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます