第11話『剣客物書き:饅頭さえ怖くない? 死を恐れない漢の生き様』

どうも、こんばんは星川です。


今日2024/03/05日はネタ切れで書くことがありません。


ありませんと言えば嘘になります。このエッセーのストックはすでに数本はありますし、ニュースを見て思うところもあり、ないわけではありません。


ですが、今日は私の「死生観」をお話ししたいように思います。

(和歌山の薄皮饅頭食べて映画見てたらこんな時間になりました。)



今朝、雨が降っていました。ジトジトした気分の悪い雨です。


そんな日ですが、前日に落合博満さんの「戦士の食卓」で食事の重要性を知ったので、今までギリギリまで寝ることを優先していたのを朝食を摂る時間を作り、ゆで卵とバナナ、たんかん(奄美大島特産のみかん)を食べました。


出典は失念しましたが、人は朝陽を浴びることで、脳が目覚めますが、身体の方は食べ物を胃袋に入れるまで活動モードにならないとか聞きました。


それに、過去記事で取り上げてる超一流の野球選手、イチローさん、オオタニさん、落合博満さんは、皆、朝食を摂っています。


「四流からの脱却のためには朝食食べなきゃでしょう!」


と、言うことで、雨でも今朝の脳と体のコンディションは整っていました。





仕事へ行こうと準備をして駅前に出た所までは良かったのです。


そこから、バスに乗ろうとバスロータリーの横断歩道を渡っているとき、二階の空中庭園を支える太い柱の陰から、アクセルを踏み込んでタクシーが現われました。


これまでのように、朝食も食べずにボーッと歩いていたら、おそらくタクシー轢かれて、救急車を呼ぶ大怪我、もしくは天国へ行っていたでしょう。


それほど、このタクシーの現れ方と加速は危険だったのです。


ですが、今日の私は、そんなあわやに直面しても、タクシーの動きが止まって見えた。


スッと、視線で捉え、アクセルを踏み込む挙動すら推察できるようでした。


次の瞬間、ヒラリと跳躍し、安全な歩道に無事立っていました。


カツンッ! 


と、バックパックに下げた畳んだビニール傘の先がタクシーに触れたような音はしましたが問題なし。


タクシーの運転手は、私の5m先でブレーキで止まって窓を開けて、


「大丈夫か!」


と、声をかけてきました。


私は、こんな命にかかわる突然のアクシデントにも、妙に落ち着いて、


「私じゃなければ轢かれていましたよ。気をつけてください!」


と、運転手を窘めただけで済ませました。




帰宅して、振り返ると、私はよほどのお人好しかアホウなんですね。


普通、交通事故に遭えば、それだけで文句の一つも言ってやりたい。人によればゴネて治療費を要求する人も少なくない事象です。それを私は、どこから来たのかは不明ですが「私じゃなければ」と自信を持って躱したような物言いです。


その自信の裏付けとでも言うのでしょうか、私は、日々、8000歩近く歩くようにして脚力に自信があります。


例えば、青信号が点滅して変わりかけると、グンと加速して走って渡り切ります。


それに、最近、書き物でも調子がいいのか神経が研ぎ澄まされた感覚があり、即座に対処できました。



まるで、剣の達人にでもなった気分です。




しかし、今回のことで帰ってから、思いがけないことで死ぬ危険はあるんだなぁと認識しました。


私は、10年前ぐらいに精神の病気で、謎の組織から命を狙われてる妄想に深く囚われている時期がありました。


その時でも、私は如何にいつどのように死ぬかを突き詰めると、どこでどのように死んでも同じ死に変わりない。ならば、組織など恐れるに足りないと結論づけて、「オレをどんな風に殺すのか見てやろうと」蛮勇を見せ、ドンドン平気で日常をこなしました。


だったら、医者も組織のグルだと妄想していたけれど、「どんな毒を飲ませるか試してやろう」と、精神科へ行って毒薬を処方されているつもりで薬を飲んだら、酷い妄想は収まりました。


要は、死への覚悟が出来てりゃ怖いものなしなのです。


そんな、蛮勇な性格ですから、考えが浅く失敗もたたします。


それでも、いつ死んでも後悔はしないように、脳梗塞を患い10年近く養生生活を送っていた母のことは出来うる限りのことはやったので後悔はなく、書き物でも「歴史オタクと嶋左近の心身転生シンギュラリティ!」でやりたいことは自分の現在ある力を注ぎこんで書いているので未練はありません。


未練があるとすれば、愛する奥さんや子供が居ないことですが、それも、歴史時代物に登場するよな強い剣豪を書き目指す物書きとすれば仕方ないことかも知れません。


現在は、四流の自分を三流に昇段すべく自分を磨き、池波正太郎さんや藤沢周平さん、隆慶一郎さんのような作家になるべく精進の日々です。


将来的には、歴史時代物で、人生の機微や人情を知り、そこに庶民の中からにじみ出るユーモアを交えた剣客を書きたいです。


まあ、そんな怖いもの知らずな星川ですが、ただ一つだけどーしても克服できない怖い物があります……饅頭が怖い。


お後がよろしいようで。


〈了〉


このエッセー(日記)が面白い、星川へんな奴だけど面白い男だから応援してやるぜという方がいらしたら、


レビューポイント☆3つ

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頂けましたら明日も生きる喜びとなります。



それでは、また。

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