第3話「人生の先輩から『旬の野菜』を食べるようになってから、手足ポカポカになった話」

 テニス仲間の人生の先輩の助言に従って旬の野菜を食べるようになって5日ほどが経った。60歳を越える年齢なのに2試合ぶっ続けでプレーできる人生の先輩の体力の秘密を聞くと、”旬の野菜をたべること”だという。


 それを聞いた5日前から、実践する旬の野菜をたべることの効果について書きたい。


 これを執筆しているのは土曜日なのだが、拙作「オタ転」執筆にはおよそ3時間かかる。


 3時間も集中すると、脳に血流が集まるのか、手先、足先が冷え切ってしかたなくなるのが常なのだが、今日は、そんなことはない。


 むしろ、かえって手先、足先はポカポカしているようにさえ感じられる。



 2月の中旬、とはいえ、先ごろ関西では梅が咲き始めた。例年より、少し早いようではあるが、三寒四温を向かえているのだろう。昨日、一昨日は、20度に迫る陽気だった。


 手足のポカポカにはその線もあると、一応、気温も調べた8℃。今日は、ゆるくはあるが冬型の気圧配置だ。


 気温のせいで、手足がポカポカとは考えにくい。


 やはり、他に、変わったことと言えば、人生の先輩が教えて得くださった”旬の野菜”を食べることぐらいしか変わったことはしていない。




 この5日間、まず、最初に春キャベツを買った。これを中心に、毎日、変化をつけてゆく。


 1日目、キャベツ、舞茸、カイワレ、鶏肉の野菜炒め。

 カイワレ以外は、甘く感じられた。


 2日目、キャベツ、舞茸、豆苗、鶏肉の野菜炒め。

 豆苗は、シャキッとして美味い。豆苗は、2畑くらいあって、二日に分けて食べれそうだ。


 3日目、キャベツ、しいたけ、ブロッコリー、豆苗、鶏肉の野菜炒め。

 過去、ブロッコリーは冷凍を使っていたが、生でも少し蒸し焼きすれば簡単に食べられる。

 豆苗は、使い切った。しかし、豆と根が残っている。ネットで調べると、水と光をやれば、再生栽培できるとのことだ。早速開始。


 4日目、キャベツ、しいたけ、ブロッコリー、ブロッコリースプラウト、人参、保存して忘れていたハムの野菜炒め。

 ハムからいい具合に脂がしみだして、醬油と合わさり何とも言えず旨かった。ブロッコリースプラウトは苦くないカイワレみたいだった。


 5日目、キャベツ、しいたけ、ブロッコリー、人参、鶏肉、焼きそば。

 本来好きなのは広島のオタフクソースであるが、2Lのボトルで買い置きのオリバーがあるのでそれで味付け。モリモリ食べて美味かった。


 1~4日までは、16穀米とみそ汁を加えていたが、焼きそばにはつけなかった。


 昨晩は、足りなかったのかな、消化したのかわからないが、23時を回ると小腹が空いて、マルタイの棒ラーメン豚骨を夜食に食べた。




 そんな風に、野菜中心の食事改善をした5日間だったが、ホント、手先、足先が、ポカポカなの。毛細血管の隅々まで血流が駆け巡っているんだ。たぶん、きっと、知らんけど。


 ホントね、12月、1月は、確かに寒かったのはあるが、晩御飯は、毎日、カップラーメンとごはんと昆布の佃煮だったの。


 そんなことだから血流が濁ってドロドロ血だったのだろう。ホント、寝る時も厚手の靴下と手袋して寝るくらいだったから、食事改善の効果は絶大だ。


 人生の先輩がポロッと言ってたけど、「話は素直に聞かなあかん」ね。特に、その道で飯を食ってる人のアドバイスは、素人のうぬぼれで分かったつもりで自分勝手に逆らう姿勢からしてそもそも間違ってるのを学んだ。


 まあ、おりゃ、弟子の頃から孫悟空みたいなもんだから、逆らって、反発して、逃げて、「わっはっは~」と鼻を高くして高笑いしても、掌(てのひら)の上だったのが、いつものこと。


 しかし、行く先々で、こんなアホウを気に入って、色々教えてくださる人の縁に恵まれているのはありがたい。


〈了〉


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