第4話 満開の襲来
私はマンカ。最近キャット様とビットちゃんが一緒に部屋に入ろうとして怪我をした事を聞いたの。キャット様は無事だったし、ビットちゃんも軽症で済んだけど、二人が何をしようとしていたのかが気になって昨日の夜眠れなかったの。
聞いたけど「興味本心」としか言わないわ。きっと他にも理由があるのよ!あの部屋はあのとき同室のハナマルと二コーンは居なかった...そんなときに入るだなんて...もしかして、付き合ってるんじゃないかしら?!
キャット様は神聖な方!!ビットは兎の他に悪魔の種族も入っている...もしかして、囁きでキャット様を惑わせたのでは?!まずいわ、キャット様が私から引き剥がされてあいつのものにされちゃう!でも証拠が足りないわね。こうなったらストーカーしてやるわぁ!!
ストーカー名とか良いわよね!私はマンカだから...
いいわねいいわねっ!あっ、じゃあ他にもストーカー仲間を作ろうかしら?
うーん、ダッkちゃんなら落ち着いて行動してくれるし、私のストーカー癖を許してむしろ尊敬して崇め称えてくれているし!
今日からストーキング開始よ!!ダッkちゃんに話したら泣きながらオッケーしてくれたわ!泣くほど嬉しいのねきっと!!
ということでストーキング日記一日目。
キャット様はずっと部屋の中です。やっぱり低気圧のせいでしょう。
少し立ったらいびきをかきます。シャーシューといういびきが。可愛いです!!
しばらくたったら出てきました、髪の毛ボッサボサだったので直してあげました。ついでにツインテールにしました。「あ...あぁ、ありがとう...?」と言ってました!お役に立てて何よりです!!
ところで、もう日記書くのだるくなってきました。もうやめまーす。
そのころキャットは...
「ほんと、余計なお世話だよな...」
ツインテールを長年の大親友のようなクリアに笑われていた。
「まぁまぁ、マンカちゃんのは好意として受け取ればいいと思うよ?」
「そっか...ぁあいつが近くにいるだけで少し気力が落ちる気がする。」
「それはひどくない?!もうちょっとデレて良いんだよ?」
「無☆理☆」
そんないつも通りの会話...をしているはずだ。
俺にはわかる。あいつは俺を見ている。食事中でも遊んでいる時もトイレの時も視線を感じる。お風呂の時は流石に無いが、怪しい...
思い切って声をかけようとしても、すぐに逃げる。その後「絶対に近づくんじゃねぇ殺すぞ」オーラを纏っているから、安易に近づけないんだ。
この前のビットの件が何か影響したのか...?まさか...な。
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