　静岡県の真ん中よりちょっと西側に遠州一の宮で千年以上の歴史を持つ小國（おくに）神社があります。その鳥居脇には土産物屋などが数店集まったことまち横丁というエリアがあり、私も十年ほど前に参拝した際そこでかき氷を食べました。休日だったからか、かなり賑わっていた記憶があります。

　そのことまち横丁で近年りんご飴が人気を博しているんですって。りんご飴なんてお祭り以外で見たことないんですけど、というか、あれはお祭りの雰囲気に飲まれてうっかり買ってしまったはいいものの持て余してしまう代表格ではないでしょうか？　というか、そもそも皆さんはりんご飴を食べたことありますか？　私ははっきりした記憶がないんですよねえ。子どもの頃に食べたかもしれないんですけど、正直なところそんなに食指が動かないというか、自分でお金を出して買おうと思ったことはありません。

　で、今回そのりんご飴を頂いたわけですが、前述の通り全く期待せずに開封したんですよ。そしたらまあ、なんと可愛いこと！　コロンとしたフォルムにキラキラと光る真紅の飴、そのビジュアルに乙女心がときめいてしまいました。

　さて、いよいよ実食です。切って食べるのがお勧めとあったので、手順通りにカットしてワイルドに指でつまんで齧ります。上の歯には程良い硬さの飴がカリッと、下の歯にはジュシーで甘酸っぱいりんごがサクッと……あれ、りんご飴ってこんなに美味しかったっけーーーーっ！

　あとは夢中で頬張ってあっという間に完食しました。りんごまるごと一個食べたのなんていつ以来だろう。何ならもうちょっと食べられたかも？

　今回はシンプルな飴がけでしたが、他にも色々なフレーバーがあるようです。ネットでも買えるみたいなので、りんごの美味しい季節になったら注文してみようかな。

↓りんご飴の写真あります

https://kakuyomu.jp/users/Ito-Mikoto/news/16818093075798880835