治一郎 バウムクーヘン

 今年のKAC四回目のお題「ささくれ」に向けて「シン・竹取物語」という作品を書いたんですけど、その主人公の男の名を何気なく「治一郎」にしたんですよ。知る人ぞ知るバウムクーヘンのお店の名前なんですけどね、そしたら何と、その数日後にそのバウムクーヘンをいただきました! これって凄くないですか? 引き寄せってやつですよね? 金・金・金って書いたらお金もらえたりするんですかね!


 それはさておき、バウムクーヘンってもともとお高めな印象があるんですけど、ネットで見たら実店舗とは比べ物にならないくらい高かったです。こういうのって実店舗がそばにあって注文が入ったら買いに行って利ざやを稼ぐんでしょうか? それとも会社と契約して代理で受注してるんでしょうか? なかなかお店に行けない人にとって必要なシステムではありますけど、ちょっと複雑な気分です。


 それもさておき、ひっさびさに治一郎のバウムクーヘンが食べられるってことで封を開ける前からよだれがジュルジュルですよ。バウムクーヘンっていうと口の中の水分を全部持ってかれるから苦手って人いますけど、ここのは「飲み物が要らない」っていうのが謳い文句で、それくらいしっとりしてるんです。前に食べたときは、さすが有名なバウムクーヘンだけあるわねえ、と感動したものです。


 前置きが長いですね。それではコーヒー片手にいただきます。うふふふ、しっとり柔らか〜。コクはあるけど甘過ぎない柔らかな生地、ほんとに飲み物無くてもパクパクいけちゃうーーー……って、ん〜、なんだかなあ、初めて食べたときほど感動がないのは何故? 期待値上げすぎたかしら?


 これっぽっちじゃ足りないからネットで買おうかなって食べる前は思ってたけど、値段のこともあるしちょっと考え直しました。二度目に食べたときは最初ほど美味しいと思わないっていうあるあるですかねえ。


 とはいえ、人気の高いお菓子ですから機会があれば是非一度味わってみてください。実店舗では常識的なお値段ですよ。

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