第11首 客引きのメイドの立ちて秋葉原現と夢幻のあわいに日の落つ

秋葉原の路上に、客引きのメイドが立っている。二次元の世界から取り出してきたかのようなポップかつ少し扇情的な衣装で。

ビルの合間から、高かった夏の日が、落ちていくのが見える。昼と夜。二次元と三次元。現と夢幻。それら両極のあわいである秋葉原というトポスに、日が落ちていく。


客引きのメイドの立ちて秋葉原現と夢幻のあわいに日の落つ

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