第2話 誰が在来種純粋日本人のニッポンを壊したのか ?

江戸時代末に日本を訪れた外国人の見た「在来種純粋日本人だけの日本」


日本は「太平の世を騒がす蒸気船、・・・」で脅されて開国したのですが、決してアメリカに武力で侵略・占領されたわけではなかった。

外国人ジャーナリストという肩書きの扇動家や、さまざまな裏金・賄賂によって操作された日本人のマペット(操り人形)によるプロパガンダ(大衆の洗脳・煽動)によって、日本国民上から下まで「アメリカ脳(中国研究家遠藤誉女史の造語)」にされて狂走し、明治維新から100年で自滅したのです。

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チェンバレン 「逝きし世の面影」(渡辺京二訳)

明治時代に38年間日本に滞在し、アイヌ研究もした人物。

  「日本に貧乏人は存在するが、貧困なるものは存在しない。

  金持ちは高ぶらず、貧乏人は卑下しない。

  ほんものの平等精神。

  我々は皆同じ人間だと真底から信じる心が、社会の隅々まで浸透している。」


(皆同じ縄文人(在来種純粋日本人)という無意識の意識が、江戸時代には日本全国で見られたということです。(平栗))

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ペリーの砲艦外交による開国の後来日した通訳ヒュースケンの日記(1857年)

  「いまや私がいとしさを覚え始めている国よ。

  この国の人々の質樸な習俗と共に、その飾り気のなさを、私は賛美する。

  この国土の豊かさを見、至る所に満ちている子どもたちの愉しい笑い声を聞き、そしてどこにも悲惨なものを見いだすことが出来なかった私は。


  おお、神よ、

  この幸福な情景がいまや終わりを迎えようとしており、

  西洋の人々が彼らの重大な悪徳を持ち込もうとしているように思われてならない。」


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なんといっても、「天皇と貴族という外来種偽日本人」を信長・秀吉・家康三代かけて京都に封じ込め、武士(在来種純粋日本人)による正しい政治が行なわれていたおかげで、江戸時代というのは在来種純粋日本人という単一民族らしさ溢れる、平和で明るいニッポンであったのでしょう。


ところが、西洋人の持ち込んだ「雑種社会の生き方」によって、再び日本は「吾妻鏡」や「太平記」の時代に逆戻りしてしまった。

つまり、「天皇と貴族という汗水流して働かない・戦わない偶像のもとで、源氏と平氏という2者が殺し合いをする」という平安時代以来の社会モデルが、鎌倉幕府によってせっかく弱体化されながらも幕府滅亡によって悪霊のように復活した。

そして、徳川幕府によって再度、京都に封じ込められたこの悪霊が、今度もまた、徳川幕府の滅亡によって再び復活してしまったということです。


二二六事件とは、自分たちの妹や姉が酷税のために身売りさせられる。そこまでして軍事力を増強するのに耐えられなくなった、東北の貧しい農民出身の将校や兵士たちが起こした一揆でした(が、ヒロヒトはそれを鎮圧してしまった)。


「スーパーアンカー英和辞典 第5版 2015年」より

P. 1,566 Satan [seitnと発音するそうです]・悪魔とは 

  (1) 神(God)と人との間を引き離し、人と人との間を裂こうとする霊的な存在。 the Devil, the Adversaryなどとも言う。

  (2)日本では「悪魔、サタン」というと、子供向けの物語に出てくるような想像上の存在のように思われがちであるが、一神教を信じる人々にとっては実在的なものである。 

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この悪魔たちが復活し京都から東京に出てきてからなのです。日清、日露、第一世界大戦、日中戦争・太平洋戦争、そして最後は原爆と水爆を受けて、日本が滅亡したのは。

彼らが現実に何をやったという以前、天皇や貴族という偶像に踊らされて、子供から大人まで、男も女も、国民全員が人殺し(戦争)や略奪(他国への侵略)という犯罪を正当化してしまう、という狂気に走ってしまったのが恐ろしい。

天皇も国民も共に現実を見ない夢想家ばかりでは、海図も星も天候も見ない日本丸という船が台風に向かって航海し沈没したのは、当然のことだったのです。

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