第7話~美香の初恋~

月に一日だけの言葉の逢瀬

月の満ち欠け周期はメネシスもガイアと同じ約三十日らしい

三ヵ月と少し後には体調も戻り無事に転移魔法を使えたとしてあと三ヵ月も逢えないのか

いや七海は既に三ヶ月私から連絡なしの不安な日々を過ごしていたのかな

次の連絡がなかなか無いって不安になってないかな

一月に一回と伝えられれば七海も少し安心出来るかもだけど


今日は朝日と共に目覚めた

体調は昨日とあまり変わらないけど前よりは起き上がってご飯食べたりトイレは一人でパンツも上げ下げ出来るようになったのでかなり楽になったかな

まだ立てなくてトイレまでは運んでもらわないとは変わらないけど


昨日と同じスープとパンを希望して朝御飯を食べ終えると

ナターリから

「本日の午前中は謁見が入っておりますので午後からお伺いさせて頂きますとのルシファー様からです」

と告げられ

「彩美さまお風呂はいかがですか?」

そうだ体を毎晩拭いてくれてたけど意識が戻ってからはそのままだね

”お願いする”

「では御準備をしてきます」

と部屋を出るナタリー


私の設定のままならテラスに黒泉館から引いた温泉の露天風呂があったはず

タオルと着替えなどを抱えてナタリーが戻って来る

「テラスのお風呂でよろしいですか?屋内がよろしければ来賓用風呂部屋を御準備いたしますが」

”テラスで大丈夫だよ”

「では」

とナタリーに寝着と下着を脱がされマッパで御姫様抱っこで湯舟横に置かれた椅子に座らさせられる

椅子は設定なかったから私用に準備してくれたのかな


「では失礼します」

まずは全身に少しずつかけ湯をして湯の温度に体を慣らしてくれた

温度は少し熱めな気がする温泉の温度までは設定してなかったね

多分メネシスの人は肌の表面は象牙みたいにツルツルだけど厚つみがある設定なので少し湯の温度が熱くないと温かいって伝わりにくいのかな

次は髪を濡らしシャンプーとリンス

アメニティー類はガイアと同じ設定に出来るだけ近付けててよかった

「どうですか」

”すごく気持ちいいよ”

顔は桶に溜めた湯と渡された石鹸で自分で洗う

これくらいは腕が動くようになってきたよ


「では失礼します」

と石鹸を泡立てた布で体が洗われはじめる

胸を現れる時は今までにない不思議なムニョムニョ動く肉の感覚から「ああ・・・おっぱい間違いなく本物だよ」って感じ

アソコを洗われた時はもっと感じた事ない内臓を触られてるような感覚だし多分アソコだと思う場所に触れたられたら一瞬脳がスパークして声が出そうになってしまったり

で無事に全身泡だらけ

「お流しいたします」

とかけ湯で泡を落とされ

「失礼いたします」

と突然ナタリーが服を脱ぎ始めかけ湯をしてる

「湯船に入らないと座った体勢にできませんので」

突然脱いでるので少し驚いてる私をみてフォローの一言


又も御姫様抱っこで湯舟へ

ナタリーの肌はスベスベ張り付いてきて気持ちいい

外を見下ろす方向で肩まで入る状態で湯舟に座らせてくれた

「呼び鈴を置いておきますので失礼をいたします」

”お酒もらえるかな”

「わかりました御準備いたします」

服を抱えて部屋に戻って行くナタリー


部屋からでは見えなかったここからだと少しだけ城下の様子がわかる

石造りの建物が少しだけ

まああまり見えると向こうからも見えるってことでね


青い空と新鮮な空気を楽しみながら暖まる体を楽しむ

でもさっきの感覚・・・本当に女になったんだなぁとやっと実感しはじめたよ

そしたら下を向いて自分の体なのに見るのが恥ずかしくなってくるとか相変わらずチキンだなあ

七海は女体化した私をみたらどんな反応をするんだろう

一つだけいえるのは胸に顔を埋めにくるんだろうなだけ予想出来るけど


なんて久々に緊張が緩んだ状態でボーっとしてると

ドアがあいてお盆をもったナタリーが登場

って早!もう服をきちんと着てるよ


「お酒をお持ちしました」

”ありがとう”

「風呂は冷の米酒が最高とまどか様が申しておりましたので米酒になります」

メネシスの米酒は日本酒と同じ

日本と言う国がないから米の酒で米酒なんだね

「では失礼いたします」

部屋に戻るナタリー

四合瓶位のデキャンタとロックグラスがお盆にはのっていた

少しだけ体をひねりデキャンタからグラスに注ぎ口元にグラスを運ぶ

お店やアフターで日本酒を飲むことも多かったのでかなり日本酒も好きになっているから楽しみ

香りはかなり強いなあ確実にアルコール度数が普通の日本酒より高いね

口に含むと雑味が多いけど逆に雑味を楽しめる少し甘口かな

キンキンに冷えてて少し火照ってきた体に気持ちいい

久しぶりに体がリラックスしてる感覚

そうだよね百日間も高熱でうなされ続けていたんだもんね耐えてくれた体に感謝だよ

三十分くらいかけてデキャンタを空にするとそろそろのぼせる感覚なのでベルを鳴らす


「おまたせいたしました」

とナタリーがやってきた

”すまぬそろそろ上がりたい”

「はい」

ナタリーはまたも服を脱ぎ湯舟の中へ

ナタリーってスタイル抜群だなぁなんて少しほろ酔いでエロイ視線で見てないか心配になる

椅子に座らさせられて乾いた白い肌触りの抜群なタオルで髪から全身を拭き上げられる

ハンドタオルを渡されたので顔を拭く

そのまま御姫様抱っこでベッドへ

「服を着てまいりますので」

メイド服って着るの大変じゃないのと思っていたのだが一旦風呂に戻ったナタリーは数分で綺麗な身なりで戻ってきた


「クリームを塗りますのでまずはうつ伏せで」

乳液みたいな液体を背中からお尻そして脚とマッサージしながら塗り込まれる

自分の肌がキメ細かくなってるのを感じる

あとスベスベしたナタリーの手が肌の上をすべる毎になんとも言えない快感が走ってしまう

肌の感度もかなりあがってるのかな

「失礼します」

と今度は仰向けに寝かされて

首元から胸・・・ヤバイ声でそう・・・

「まだ女性の体には慣れませんか?」

”こんなに敏感とは思わなかった”

「無理をしないでください声を出しても笑ったりしませんから」

・・・・・

「私もナターシャの手で湯上りにクリーム塗ってもらってる時に声でちゃった事もありますので感覚はわかりますので」

”ありがとう”

無理に耐えるのはやめた

滑る手の気持ち良さに身をゆだねることに

”あっあっ・・・・・”

ナターシャの手がお腹に移動すると少し快楽から普通の気持ち良さに

流石にアソコは避けて太腿に内腿の時に

”あっ駄目ぇ”

軽く脳がスパークする

そう七海がドライって呼んでた感覚

太腿を過ぎてひざ下に動いた

”ふぅ~”

普通に気持ちいい

「かなり肌の感度が変わってる感じですか」

”うん前は自分の肌がザラザラしてる感じだったけど今は何て言うかスベスベで接触してる面積を多く感じて多くなった分の感度を処理できないかな”

「私は男の肌の感覚はわかりませんが触った差からはその感想はわかる気がします」

”そうなんだ”

「クリームは終わりましたのでご安心ください」

なんかもっととか思っちゃうのはヤバいなぁ

パンツと寝着を着せられて入浴終了


「ベッドから動けないと色々不便だと思いますのでサイドテーブルを御準備いたしました」

本当だサイドテーブルが増えてる

サイドテーブルには水差しとグラスに呼び鈴が既にセッティングされていた

「では失礼いたします」

”あっ少し寝るのでルシファーが来たら起こして”

「はい」

ナタリーが部屋を出て行く


・・・・・いいよね

・・・・・自分の体なんだし

・・・・・なんか中途半端で無理

少し横向きになり体を丸め左手は胸

右手がアソコにのびる

・・・・・初めて女のとしての絶頂は驚きを通り越してしまった

ドライと言われた逝く感覚の数十倍が脳を襲い反射的に枕に押し付けたけど大きな声を出してしまい部屋の外に聞こえなかった心配だけど

風呂で飲んだ酒の影響もあるのかそのまままどろむ快楽の残滓に浸っていたら・・・意識が遠のく・・・


今日の登校はなんか緊張してる

昨晩は夢だったエンゲージリングの話を七海に出来て・・・その後は・・・まどろみを楽しみ最高の夜だった

ここまで来たら・・・もう黙ってるのは無理

恩人に嘘ではないけど隠し事を続けるのは


トンと肩が後ろから叩かれ

「おはよう彩美ちゃん!」

”おはよう美香ちゃん!”

「なんか重い表情だけど何かあったの?」

”その美香ちゃん今日の放課後に女子会出来ないかな二人きりで”

「おっついに美香ちゃんの魅力に負けて告白タイムですかぁ」

”いやその私は七海がいるし”

「冗談冗談だよ七海さんに勝てるとは思ってないから」

”なにそれ?”

「その鈍感も大好きだよ」

・・・・・

「さっ教室いかないと遅刻遅刻」

”うん”


なんか普通に授業終了

美香は一日中キラキラモードの視線だったけどね

「彩美ちゃん今日も一緒に帰ろう」

”ほーい”

他の女子に悟られないように美香が配慮してくれてる

女子会定例会場の御苑近くのカフェまでは他愛ない話をしながら到着

流石にこの季節でテラスは寒いのでカウンターに並んで座る

「おっ彩美ちゃん」

”こんにちはタカちゃん”

「うっす!さて御二人さんご注文は?」

「「ケーキセットぉ!」」

美香と唱和w

「今日のケーキはパンケーキだけどいい?」

「「よろこんでぇ」」

またもです


「七海さん今日は待ってないの?」

”今日は美香に特別な話があるからって伝えてきた”

「凄いラブラブに見えるけど距離感上手な二人なんだね」

”昨晩にお互い満たしてるから”

「わー大人の世界だぁ」

”・・・口が滑った”

「私は彩美ちゃんのこと全部知りたいから嬉しいけどね」


”まず怒ってもいいよ七海と出会わないルートそう両親がで放浪コースでなければ美香に今年のクリスマスに告白しようと決めてた”

「なんでクリスマス?」

”その友達から関係を変えるのにイベントとか欲しかった”

「そんな泣きそうな顔しないで今の状況も最高だからさ」

”ずーっと気が付いていたけど勘違いで振られたらと思ったら怖くてね実践恋愛したら勘違いでないとやっと気が付いた”

「それが彩美って分かっているから気にしてなかったよ」

”でも卒業したら別の道とおもってクリスマスを決めてた”

「うれしいなぁこの告白」

”って私は・・・その・・・別の選択をしてしまって・・・”

「あのね七海さんは嫉妬の対象にならないの・・・彩美を本気で救いたいって・・・でさぁマジで私じゃ何も出来ないって場面で・・・それも全身全霊で救ってくれたんだよ・・・じゃなきゃ・・・彩美が使う言葉だと・・・私が闇落ちルートからの復帰とか・・・させられる訳ないじゃないの・・・二人の縁が深いから起きた奇跡・・・割って入るんて・・・ひっく・・・ひっく・・・・」


ああ

やってしまった一番NGルート予定の泣かす

どうしたら

胸で癒すとか胸無いしキスは別ルート入りそうだし

「おっ青春してるねぇでもパンケーキ焼けたんで温かいうちに食べてね」

とパンケーキとコーヒーを出すタカちゃん

ナイスフォローってタカちゃんを見るとウインク・・・ちとゴツイけど・・・

”美香さあパンケーキきたよ”

「うん」

無言でパンケーキを食べる二人

パンケーキはフカフカでなく有名高級ファミレスの食べ応えタイプ

手のひらサイズが三枚だけど間に生クリームと細かくカットされたフルーツがいっぱいサンドされて一番上はバターとメイプルシロップがたっぷり流されている

すっごく美味しいけど味より美香が気になる

美香も黙々と食べてるが突然

「彩美ぃコレめちゃ美味いね!」


何かを振り切ったスッキリした表情で涙も消え話しかける美香・・・振り切った表情・・・を本能で感じる水商売で身に着けたスキルは自分で怖い

「告白から0秒でOKされたけど0秒で振られた私で納得した」

”ななな・・・なにそれ”

「自己満足な理由だから気にしない!」

”やっぱ乙女になれない私なのか”

「ふふ乙女だよ純粋な乙女だから魔女的乙女の思考は理解できなくていいの彩美の最高な理由の一つだからさ」


”追い打ちになったらゴメンね七海には付き合う事になった翌晩に話したよね確か朝まで七海が私を助けた理由を聞いたって日にプロポーズしてOKもらってる・・・その美香に隠し事してたのが・・・その魂が苦しくて・・・”

「プロポーズは彩美から」

”うん”

「彩美は偉い!」

・・・なんだろう謎が多い反応

「バラすの反則なんだろうけど七海さんから連絡来てた」

”えっ”

「私が得た最上な幸せの為に貴方の夢を奪った謝罪とかで済む問題でないと思う貴方が望むなら彩美の前から消え時を元に戻す」

・・・・・

「こんなさ体当たりで素直な気持ちもらったら・・・出来ないよ私・・・想ってた人と結ばれたのに・・・他人の幸せの為に身を引く覚悟なんて」

・・・・・

「だから素直に白旗あげれてコノ人を見習えばきっと次の凄い想い人に出会えるって感じた」

・・・・・

「その時に”最上”のプロポーズされたんだろうなぁて予想」

”魔女的女子力凄すぎ”


「ふふ彩美が純粋なのか私の変なのかわからないけど・・・友達だけは・・・」

”あたりまえ!七海が特別なのはあるけど恋とかがない友情だけの世界なら・・・二人に挟まれて永遠の刻をすごしたい・・・”

「二人を恋枠では無理って」

”だって結局は私のキャパではいつか二人に優越をつける事になり破綻するのわかるから”

「やっぱ彩美は大人だね」

”えっ?”

「そこが分からず・・・いや・・・分かっていても・・・・足搔いていたのが私だよ」

・・・・・・

「でもスッキリしたよ」

”いいのかなこれで・・・”

「うん十分だよ後で一つだけ最上の我儘言う」

”はい!?”

「一応ね七海さんのOKも貰ってるしね」

なんか背筋に汗が・・・


”なんか七海と結構連絡とってるんだ”

「私的に姉キャラだからね」

・・・コイツもオタク深度が深いの失念してたよ・・・

「でも何でこのタイミングで婚約の件を話すって決めたの」

”いつかは話さないとでの気持ちと勇気が出ないがあってズルズル伸ばして逃げていた”

「うん」

”クリスマスプレゼントで指輪を七海にお願いしたの”

「わーいよいよだ」

”指輪出来たらすぐにお揃いで着けたくて・・・でもいきなり指輪着けて美香と会う勇気はなかった・・・完全にだまし討ちとか”

「まあ付き合ってるの知ってる訳だしそこまで気にしなくても」

”駄目!これからも美香と親友やって行くには悟ってじゃ駄目だったの私”

「その義理堅さも惚れた理由だから・・・」

”本当に・・・”

「ゴメンはいらないよ」

”えっ”

「代わりに我儘を聞いてもらうから」


カタンとカウンターとの仕切りのウエスタンドアを開けてタカちゃんが出てくる

「ごめーん牛乳切らしちゃったから買ってくるので店番お願い10分くらいだから」

「はーい」

ポンとタカちゃんが私の肩を軽く叩いて店を出て行く

”タカちゃん・・・何か察した顔してた”

「やっぱ水の世界にいると勘がするどくなるのかな」

”それはあるね究極の接客業だと思う御客様の意図をいかに早く汲み取れるか重要な感じだし”

「じゃタカちゃんはプロなんだね」


なんでか少しずつ美香の顔が近づいてくる

突然・・・美香の唇が私の唇にいきなり重ねられた

数秒で唇を少しだけ離して

「大人のキスを初恋の締めくくりに教えて欲しい」」

か細く消えそうな声で

美香の顔が赤くなっていく


七海に美香とお茶してくると伝えた時に「女に恥じかかすなよ」ってなんか笑いながら言われたのはコレ知ってたの!?

美香の肩を抱き外から見えない柱の陰にそっと押し込む

抱きしめ目をつぶり少し震えてる美香の唇に唇を重ねる

そして美香の唇を割り舌を差し入れる

美香の舌に舌を絡める

息が続かない

一度唇を離して息継ぎをすると今度は美香から唇を重ねて来て私の唇を割り舌を入れてきた

美香の舌が絡む

しばらくして息が限界になる前に自然に離れる

抱きしめていた腕をほどき美香の顔をみると薄い涙を浮かべた笑顔

「大人のキス・・・凄すぎる・・・よし切り替え完了!」

って元気ないつもの美香だ


お互い自然とカウンター席にもどると

”許可もらってるってこれ”

「うん素直に忘れるのでなく思い出にしたいからって怒られるかと思って伝えたら・・・」

”ええよー!でしょ”

「はは反応までわかるんだ本当に二人は一つなんだね」

”美香とお茶するって言った時に訳分らなかったけど「女に恥じかかすなよ」って言われたんだよね”

「流石だなあ凄すぎるよ」

”惚気じゃなく七海はすごいよ”

「七海さんだけでなく彩美も」

”なんで私も!?”

「ちゃんと七海さんの言葉理解してキスしてくれたから」

”そうなん”

「あと私が凄いって思ったからいいの!」

毎度のパワープレーだぁ!


「自分で言うのもだけど私は美人でスタイル抜群でしょ言い寄る男は幼稚園からずーっと絶えなかった」

”美人でスタイルよくて性格も可愛いいのは間違いない時々の魔女乙女モード以外はね”

「だけど今どきの小学校高学年くらいからは愛ってより体目当てって分かる視線を感じて男性不振気味だった」

”まあ男はね・・・”

「だけど彩美は違ったよ」

”だって体目的って滅茶苦茶に相手に失礼だと思う”

「そうは言っても思春期の男はね」

”思春期で無くても老人でもいるよ”

「それお店で感じたの」

”うん男ってなんだろうと思う時が時々あるレベルで女=やる相手レベルの恐ろしい人が多いこと”

「はは怖いね私はだから怖くて恋心なんて生まれたことがなかったのにやっと彩美に初恋した」

・・・・・

「あの初めて女装させてデートした高一の夏に冗談めかしてしたキス・・・本当にファーストキスだったんだからね」

”私もファーストキスだったよ”

「一つだけでも彩美の初めて奪えてたことに大満足でこの恋と話は終了!」


ガチャ

「店番ありがとう!」

タカちゃんが帰って来る・・・まったく良いタイミングでプロだなあ

「いえいえ」

そこからはクラスメイトの話や嫌いな教員への愚痴とかして


ガチャ

店を出ると完全に夜空

「うわあ!星が綺麗」

御苑は夜間照明が少ないので御苑の上だけは都心の新宿でも星が少し見えるんだよね

駅に向かいながら美香と手を繋ぎながら人混みを歩く

「やっぱ冬は日が落ちるの早いね」

”寒くない?”

「寒いっていったらハグでもしてくれるのかな?」

なんでか顔が真っ赤になる

「うそうそ明日は出勤だよね」

”うん”

「楽しみだなあ」

”って何が”

「そこは内緒」

”なんでぇ”

「明日になればでね・・・じゃまた明日ね!」

軽く手を振りながら改札の中に美香が溶け込んでいく


なんなんだろう?

まあ考えていてもなんで今日は七海はキャストと晩御飯って言ってたんでバーガーのセットを買って帰宅

手洗いうがいとメイクダウンを済ませスエットに着替える

テラスに出て紫煙を巡らせながら気持ちを切り替える

よし!今日は七海が帰ってくるまで物語を書きすすめよう!

ノートPCを持ってきてサイドテーブルにバーガーとポテトにドリンクを並べて執筆開始


なんか間が空いて書き直してるから話の設定ブレブレだから整理を今日はしちゃおう

<世界観>

・メネシスはいくつかの王国が分割統治をしている(筆頭は「光の国」と「闇の国」)世界全人口で数千万程度

・メネシスはガイアと似通った環境で地形とか天候や総面積もほとんど同じ

・ガイアとメネシスは異空間の双生児で遥か昔に同じタイミングから存在を開始して現在にいたる

・24時間が一日とか同じで日時はシンクロして平行世界に存在

・ガイアは科学技術で発展だがメネシスでは魔法があることで魔法に頼る事が多く科学技術はあまり進歩していないため世界観は中世

・メネシス人はガイア人とサイズとか体型は近い

・男女も同じで様相も近い

・メネシス人は魔力が強いと角とか羽とか身体に他者を威嚇する変化がみられる(これは私強いから気を付けて的な進化かな)

・身体的変化は自由に納めて普通の人に近い形態での生活も出来る(納めるのに魔力を使うから必要ない時はあまり使わない)

・メネシス人の肌は象牙のような滑らかな触り心地だが厚みがガイア人の三倍あるので張りがかなり強い(肌と髪の色は多彩)

・メネシス人の肌が厚いのは筋繊維がガイア人の密度が三倍なので筋力に応じて簡単なことで傷つかない進化

・メネシス人は守護と言う属性をもっている(属性に応じて得手不得手がある)

・属性は光闇火水木の五種類

・属性に応じて特性があるが属性は一人一つ

・子は親のどちらかの属性に必ずなる

・光闇は他の属性に比べ全てにおいて一段上の能力を持つ>筋力・魔力・速度・知能・容姿(基本は美男美女)

・光闇は属性に応じた魔法を使え他属性で魔法を使える場合に比べてかなり強力な魔力となる地頭がよく基本は支配者階級に属する

・火水木の属性は特殊な場合を除き魔力はない(人口比は光闇合計で全体の1%未満で他属性は各属性1/3で別れてる)

・火水木で魔法が使える場合は属性に従った魔法が使える

・魔法は光闇は全員使えるが他の種族では「覚醒」という状態を経て魔力を獲得した者のみ使える

・魔力を得た者の子供は魔力を持って生まれる場合がある

・光闇以外の王族は魔力の遺伝を使い魔方が使える血脈で保たれてる場合が多い

・覚醒者は数日間の意識不明な高熱状態で魔力を獲得するが発生原因は不明でメネシス全体でも一年に数人程度の発生


ふぅ~書き出し続けるとどこまでもになるので世界観は一旦一区切りにしよう

テラス出て紫煙を巡らせて思考を一旦休める

冷たい空気と繁華街から聞こえる喧騒心地よく耳に響き落ち着く

七海が出勤楽な二丁目とか御苑でなくこの場所に住むことに決めたのかわかる気がする

騒がしくもなく静寂でもなく程よい喧騒が寂しさを埋めてくれるような

さて人物と歴史をまとめたら寝ないとの時間だね


<登場人物>

・闇の国

サタン:闇の国の王(婿養子)

ルシファー:闇の国の王妃(王族血統)

まどか(主人公):第一王位継承者で超美人だが自己中心的な部分もあるが全ては国の民が幸せになる為にと頑張ってる魔力に関しては常識外で本気を出せばメネシスを全て破壊できる可能性があるレベルだが普段は少し強いレベルで誤魔化しているので一部メンバー以外は少し強いおてんば姫様と思ってる(国民への人気は最高レベル)

ナタリーとナターシャ:亡国の王妃と姫(国を盗賊に襲われ略奪後に誘拐され数十人から数十年蹂躙の日々を過ごして居たところ盗賊団を討伐したまどかに救われメイドとして闇の国の城で生活してる)


・光の国

ゼウス:国王だが闇の国領土を奪うため光闇戦争を始めるが終結のため娘たちに幽閉され後に脱走を企てるが計画失敗で死ぬ

王妃:光闇戦争の反戦活動をした為ゼウスに殺されている

カマエル:長女だが盲目のため王族継承順位から外され離れに幽閉されている(後半盲目が治りまどかレベルの猛者と判明)

ウリエル:次女で第一王位継承者だがまどかと戦場で出会い思いをかわし戦争終結の為にゼウスを幽閉し和平宣言につなげる

ミカエル:三女でゼウスに溺愛され戦場に出る事はなく王宮で蝶や華よと過ごすが実は母を殺した父への復讐を常に考えておりウリエルから話を聞きゼウスの幽閉に協力をする


・ガイア

 真矢:ダブネスを追いかけてガイアに来たまどかと偶然出会い惚れまどかと相思相愛(メネシスでは女同士の結婚も普通で子をなす魔術も確立されている)になるがダブネスの策略で瀕死の重傷になりまどかが行った一か八かの強制覚醒術で蘇生し魔力を獲得しまどかのパートナーとしてダブネスの戦に参加する


最低限の登場人物はこんな感じかな

もう1時過ぎかそろそろ寝る準備しないとだね

簡単な年表はまた時間がある時に整理だね


お風呂に入って髪乾かしてパジャマに着替えてから

七海が帰って来るまで執筆と思ったけど執筆の興奮で寝付き悪いのもでジャックを持ってきてソファーで一人晩酌

スマホで動画とかみながらのんびり七海の帰りをまつ


・・・・・

「ただいま」

耳元で優しくささやく七海だね

”おかえり私寝ちゃったのか”

「ベッド行ってれば」

”駄目なの今日は・・・それでは・・・”

七海の唇に唇を重ね濃厚な数秒

「どうしたの」

”寝る前の唇は七海に戻したかった”

「おおちゃんと恥じかかせず出来たんだね」

”もお二人が・・・”

「悪い悪い妹の初恋を後味悪く終わって欲しくなかったのでね」

”ああ魔女乙女姉妹に翻弄される私とか”

「お風呂超高速で済ましてくるから少しだけ飲んで寝ようか」

”うん”


本当に早い十五分で髪まで乾かして

驚く私を見て

「店始めた頃は余裕なくて風呂に使う時間すらもったいなかったから身に着けたよ超高速モード」

・・・

「はい」

七海がソファーの横に座りグラスを渡される

「かんぱい」

軽くグラスを接触させ一口

”色々とあったけどスッキリしたのも私もだしありがとう”

そこから軽く雑談をして十五分くらいかな

「そろそろ寝ないと明日は出勤だし響くかな」

ちょうどグラスも空いたタイミング

なんか七海と私はグラス開けるタイミング揃うんだよね

というか七海に飲み方教わったみたいなもんだから自然とそうなるのかな

手を引かれベッドへ

ベッドに入るとハグしてキスして

「おやすみなさい」

”おやすみなさい”

ハグしたまま眠りの世界へ


七海の暖かさが気持ち良くあっという間に寝落ち直前まどろみが訪れる

寝落ち寸前に・・・なんか含みのあった美香の別れ際のセリフを思い出すが明日になればわかるなら無駄に考えないで明日を待ってみようかな・・・・

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