光との出会い

ドラゴン視点


光の方に来たがこの世界で初めて見た街だな。よくよく考えると今はドラゴンだし襲われる可能性あるよな。ここまで来てしまったしとにかく光のところに行くか。


街の防衛隊視点


「今回はドラゴンが相手になるかもしれないがまだ暴れているわけではないから刺激するなよ。」

防衛隊のリーダーカロンは相棒の綺麗な赤色をしたドラゴンベニに話かけていた。

「私は知能が低い竜種ではないのでそんなことはわかっています。」

ベニは少し不満そうに返事をした。

「他の奴も命令するか攻撃されないかぎりドラゴンに対して攻撃するなよ。」

「隊長我々もドラゴンに対しての安易に攻撃はしません。既にドラゴンの強さは知っていますし、我々のワイバーンでは勝てる気がしませんから。」

「今回のドラゴンは黒いからブラックドラゴンの可能性が高いが嫌な予感がしてな。最新の注意をはらった方がいい気がしてな。」

隊長は己の勘を信じていた。そして相棒のベニから聞かされた話に黒色のドラゴンで危険な種がいるのをよく聞かされていた。

「黒色のドラゴンが赤黒くなった時は全力で逃げます。黒色のドラゴンを攻撃してその後赤黒くなったそのドラゴンが見境なく暴れまわり逃げ遅れたものは見るも無惨な姿になった同族を見たことがありますから。」と。

「被害が出る前に俺たちが誘導なり倒すなりをしなきゃいけないがな。よし、皆揃ったな。飛行隊離陸する。」

防衛隊(飛行隊)が駐屯地から出撃した。


場面学園


「ドラゴンがまっすぐ飛んで来ている気がする。」

少女はそう認識していたが不思議と恐怖はなくドラゴンが光って見えていた。ドラゴンは少女の前に降りてきた。

「どうもこんにちはドラゴンでーす。いきなりごめんね。怖いと思うけど話を聞いて欲しいんだ」とドラゴン少女に話しかけて来ていた。

モンスターと話すにはある程度条件が揃っていなくてはならなかった。一つ、モンスター側にある程度の知能があること。二つ、そのモンスターと相性が良いこと。基本条件が揃っていないと何を喋っているかは人間側には分からなくなっている。

雰囲気で会話が成立することもある。現状少女に話しかけていて少女側も言葉が理解できていた。

「どうもこんにちはドラゴンさん。私はアルナと言います。貴方は何故ここに来たのでしょうか?何か目的がありましたか?」

「ああ、実は遠くに光が見えてその場所にひかれてここに来たんだが君が光っているようだからここに降りてきたんだ。」

「光っているように見えた、実は私も貴方が光って見えていました。」

「そうなのか!でも何で光って見えていたんだろうな?分からん。」

「すみません、会ってすぐですが提案したいことがありまして、私と契約して頂けませんか?使役とは別ですので。」

「まず契約や使役について知らないしいろいろ教えて欲しいんだが。」

「そうですか、では説明を…」「待て私と話していただろうこの無礼者め。」

急に偉そうな奴が話かけて来ていた。

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