御伽の詩 / 遠吠 負ヶ犬 作

緋櫻

御伽の詩

あるいは全てを救った勇者のうた

あるいは救われなかった少女の詩


あるいは去る手を引いた手箱の詩

あるいは行く背を押した硝子がらすの詩


あるいは月に届けた悲哀の詩

あるいは泡沫うたかたに無くした愛の詩


あるいは時を超える御伽の詩


紡ぎ、繋ごう


開演と再演の詩を


「はじまり、はじまり」

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御伽の詩 / 遠吠 負ヶ犬 作 緋櫻 @NCUbungei

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