プロローグ

 ある時から、人類は力を手に入れた。

 力を使うと、花弁がその者の身体から生じるため、ある者はそれを『開花』と名付けた。

 力は人類に大きな可能性を示した。

 世界統一、人類救護、人類虐殺。

 ある者は自分のために。ある者は誰かのために。ある者は世界のために、その力を使った。

 さあ、貴方は何のためにどんな力をどのように使うのだろうか。

 これは、ある者たちの安眠までの物語。

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