第34話 正座 2回目
あれ〜?
何で俺………?
沙月さんと部屋に戻ってきて、
そのまま、床に正座させられて…
(いや、オカシイ、おかしいよ
沙月さんのご尊顔に、とりあえず
正座しなさい、話しはそれからです。
と読み取れるな?おれ…そんな、
人の顔から読める人だったかな?)
正座して、お話が始まるかと思いきや
沙月さんは、何故か部屋を出て、
隣の部屋から、夏川先生を連れてきた。
「卯花さん、いきなり連れてくる
なんて、何かさが…………………
話を聞きましょう。」
(夏川先生、入ってきて、
俺に近づいた途端に何ですか?
顔がスンってなっておられますが?)
「ユーイィチさ〜ん、今日は、訓練を
しに行かれてたと思うのですが?
違いましたか?」
(俺の名前のイントネーションが
おかしいです。)
「そのとおりです。
訓練に行っておりました。」
「そうですか?、その訓練に女性は
いましたか?」
(???)
「はい。いましたね。」
「魔法の訓練と聞いていましたが〜、
女の人と遊ぶ訓練ですか〜?」
「相楽さん、本当ですか?」
「間違いなく魔法の訓練を
しておりました!」
(何かわからないけど、
逆らってはイケナイ、
これあかんヤツや。
正直に答えよう。
絶対に嘘ついたらあかんヤツ!!)
「では〜なぜ〜このあたりから、
女性のニオイがしているのですか?」
(あっ!セレスさんがそのあたりに
しがみついてましたね……。)
「悠一さん。お嫁さんを増やす時は、
先に教えて下さいと伝えましたよね?
それなのにこっそり会うなんて、
浮気ですか?私にあきたんですか?
私を捨てるんですか?」
「ちょ〜っとまった〜〜!」
(あかん、言葉選び間違えたら、
俺死ぬやつやん、沙月さんが
ヤンデレどころか、ダークサイド
逝ってるやん。)
「相楽さん、去勢しましょう。」
(夏川先生も待ってー。)
「結先生ダメですよ〜。
今切っては子種が出せないじゃない
ですか〜。子種だけ先に出して、
私の中にお願いします。
私が一人で育てます〜。」
「沙月さんは、それでいいの?
今すぐヤる?」
「二人ともちょっと待って、
えっ、
え〜っと、
とりあえず話し合いましょう。」
(早く言葉にしないと、加速的に
やばい方に進んでいくぞ。)
今日の訓練の話を全て二人に話した。
「そうですか〜、
あの時の女性ですか〜悠一さんは〜
言葉で落とす
(話した結果がこれですか……。)
「相楽さんは、その言葉や行動で
何人誑し込んで来たんですか?」
(何人もいません、
俺は沙月さん一筋です。)
「すいません、夏川先生、
何のことだか意味が分かりません?」
「悠一さんは〜無自覚で
しているんですね~、
これは結先生も大変ですね〜。」
「沙月さんも苦労しそうね……
って、あなたはナニを言ってるの?」
「大丈夫ですよ~、
私わかってますから〜。」
(沙月さんと、夏川先生の中で
何かあるのかな?、ってか
やっぱり2人は、下の名で呼ぶ位に
仲が良いみたいだな〜。
落ち着いた所で、
そろそろ足を解いても良いですか?
本日2回目でキツイです。
軽く限界突破しております。
お願い、タスケテ。)
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