第14話 いらっしゃいませ

(魔法を使える…か、

最初は半信半疑だったが、

セレスさんと会って、

治療薬を使ったら、

身体が動くようになり、

考えることが増えた。

けど、何で俺がエーテルを使える?

使えたから、俺は助かった。

それはまぎれもない事実。

そもそもセレスさんからは向こうの世界では、

全てのものにエーテルは存在している。

とか言ってたよな?

けど地球では、エーテルを持つものはほぼいないという事。

ただ、考えるにしても材料が少なすぎる。

けど考えないと今は駄目だ。



考えないと俺は、また同じ過ちを犯してしまう。

だから考えろ

考えろ

考えろ

考えろ、考えろ、考えろ、考えろ、

考えろ、考えろ、考えろ、考えろ、

考えろ、考えろ、考えろ、考えろ、

考えろ、考え…………






もう無理!!!!!!)





俺は、今卯花さんに

身体を拭いてもらっている。

(お風呂に、一人で入らせてよ!)



俺は、2日前にお風呂に一人で入れると

夏川先生と卯花さんに伝えて使わせてもらった。

結果としては、大失敗。

お風呂で溺れかけ、

卯花さんに助けてもらい、

夏川先生もすぐに来てくれて診察してもらい、

色々とご迷惑をかけてしまった。

(二人ともびしょびしょにしてごめんなさい。

助けていただきありがとうございました。


ただですね、俺パンツ履いてお風呂入ってたよね!!

なんで診察してる時に二人揃って、

俺のパンツ脱がして、なんで全裸にしたの?!

二人の視線がムスコを凝視しているのが、わかりましたよ。

隠そうとしても、悠一くんのユウイチくんは

すごく元気に立ち上がってましたよ……………。


見られて興奮する趣味はありません

…………と思いたい。



女性が男性に胸をガン見されるのが気持ち悪いとかいう

お気持ちがわかりました。

ただお二人の視線は、気持ち悪いよりか、

捕食者の目に見えたんだよな~。



もうお婿にいけません。

俺は、哀しいよ。


その日は枕が涙でびしょびしょなりましたよ。


ただ次の日から、夏川先生と卯花さんが少し優しい気がします。)



回想終わり。


結局、今日の入浴は不許可。

卯花さんに身体も拭いてもらう様になった。



卯花さんに触られて、元気になって、

卯花さんに美味しくいただかれました事件が起きた後は、

何とか拭いてもらう時に、

色々な事を考えて、

拭いてもらっているのを意識しない様にしていたが………

今日はネタが尽きた。




それに、なんか卯花さんが、

いつもより接触している面積が多いんだよな〜。

(お胸様がついつい当たってしまうから、

当ててるのよ。もしくは押し付けてます。みたいに、

俺の肩や背中、腕や足で形を変えていらっしゃるんだよな~。



もう限界だよ……


もしかしたらこれは、

卯花さんに誘われているのか?

嬉しいけど、そうで無かったら、


拒否られたら、俺は死ねる。

けど前みたいに卯花さんからというのも嫌だな。)


「卯花さん。」

「は〜い」

「あの〜俺、我慢できないです。」

「あらあら〜♪いらっしゃいませ〜♪」





俺は沙月[卯花]さんの母性に包まれながら

色々頑張り、そのまま眠りにつきました。

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