溺れる

そう、俺は道端の花に惚れた

 

 その花と出会ったのは先日の事である

 

 俺は酔って帰る途中に見掛けた花に

 

 一目惚れした


 明くる日もまだそこに咲いてた

 

 気になるけど世間様がどう思うか分かる

 焚き付けられるかもしれない

 

 だが、惚れた弱みだ

 

 また今度も咲いていたのなら

 摘んで帰ろう

 

 明くる日の帰りいつも通りに

 そこにちゃんと花は咲いてた

 

「ああ、お前は本当に臈長ろうたけている」

 

 俺を最後まで騙して遊んでくれ

 

 色魔さんよ

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