第14話
これからもサッカーを続けていく気持ちがあるかを問われ、受話器を手に持ったまま30秒以上が経過した。
「し、周磨さん大丈夫ですか…?」
「ごめんなさい、少し考え込んじゃって。電話なのに長い時間黙ってしまいました」
「これからもサッカー続けるのか悩んでいらっしゃるようでしたら、特に急がないのでお答えは後日でも……」
「入ります!」
「え!?」
周磨は橋本さんの後日でもいいという制止を振り払うように即答した。
「そんなにすぐ決めて大丈夫なのですか?わたくしどもとしては奥田選手は才能のある選手だと思うので是非チームに加入して欲しいのですが…数分前までかなり考え込まれてたのでそんなに即答されると逆に心配に…」
「いや、これでいいんです!チームに加入して活躍し、高松ゴッソを全国リーグに昇格させてみせます!」
「はあ…」
「…では今回は電話ですが本当にチームに加入していただけるのなら、1度実際にお会いしてお話ししたいのですが、こちらとしましては最短で来月最終週の土曜日はいかがでしょうか?私が熊本にその日は伺います!」
「来ていただけるんですか?それなら大丈夫だと思います!よろしくお願いいたします!」
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