第20話
200:名無しの野球人
まさか、天童坂に勝つとは思わんかったわ
201:名無しの野球人
2軍だけどね
202:名無しの野球人
それでもすごいのはすごい
203:名無しの野球人
2軍といっても、そこらの高校生の何倍も上手い奴らが集まっとるからな。
204:名無しの野球人
和服美人が何気にチートやわ。
天童坂戦も地大末戦も1失点で、全然点取られないやんw
205:名無しの野球人
高速ナックルとかいう魔球じゃない魔球があるからな
それにゴリチンのリードが加わればもう最強よ
206:名無しの野球人
たまたま和服美人を引いたゴリチンは運が良すぎる
207:名無しの野球人
運が良いって次元ではない。
恐らく、イッチは元々塵芥高校に入る予定だったんや!
208:名無しの野球人
>>207
安価で入る高校を決めているのですがそれは。
209:名無しの野球人
やはり、運……運が全てを解決する……!
210:名無しの野球人
下位打線も奮起してるらしいし、これは今年の夏に甲子園出場ワンチャンあるかもな
211:名無しの凡才
>>210
ワンチャンどころか、ほぼ確や。
なんせ、塵芥高校野球部には天才キャッチャーのワイがおるんやからな。
当然、今日の練習試合も勝つ気しかせんw
212:名無しの野球人
明らかに調子に乗ってて草
213:名無しの野球人
これぞ、天狗やね
214:名無しの野球人
フラグを立てる速度が早すぎる
215:名無しの野球人
昨日も練習試合で今日も練習試合か……大変やなぁ
216:名無しの野球人
夏の大会まで時間があるわけやないんやし、試合経験を積むのは大事や
217:名無しの凡才
とりあえず、今日戦う相手の学校の紹介から始めるか。
前にも説明はしたけど、改めてな。
聖アリーヴェルデナ学園
宗教組織が設立母体となっている学校。
この学校に通う全ての生徒がアリーヴェルデナ教の教祖である「聖女」を信仰している。
聖女は15歳でこの学校に在籍しており、一年生ながらに野球部のエースナンバーを背負っている。
野球部の強さはそこそこであるが、聖女が三年になる時に甲子園出場できるようなチーム作りをしているという説があるため、一年に有望な選手が集まっている可能性がある……と、前に言ったが、その予想は的中した。
シニア時代に戦った事のある有力な選手がチラホラといるからな。
218:名無しの野球人
聖女がエースだし、聖女が甲子園に出場するためにメンバーも集めてたんか。
色々と露骨やな
219:名無しの野球人
贔屓って奴か
220:名無しの野球人
アリーヴェルデナ教からしたら聖女ちゃんはシンボルのようなものやからしゃーない。
ワイらは聖女ちゃんがどんな見た目してるのかすら知らんが。
221:名無しの野球人
お前ら……聖女様はいいぞ……。
222:名無しの野球人
小柄で知的で可愛い、愛くるしい!
223:名無しの野球人
聖女様万歳!聖女様万歳!
224:名無しの野球人
聖女様のお姿が気になるあなた!
アリーヴェルデナ教に入信しませんか?
聖女様の可愛さを信じるものは皆救われます。
225:名無しの野球人
入信する費用はタダで、今なら無料で聖女様と握手できる券も付いてくる!
226:名無しの野球人
聖女様最高!聖女様最高!
227:名無しの野球人
なんなんやこいつら……(ドン引き)
228:名無しの野球人
アク禁してもアク禁しても湧いてくる。
ワイらが気付かぬうちにスレに集まってきてる姿は、黒くてツヤツヤしてるあいつみたいやね。
229:名無しの野球人
>>225
アイドルかな?
230:名無しの凡才
こいつらはもうええわ。
アク禁してもイタチごっこで意味ないし、鬱陶しかったら各自でなんとかしてくれ。
ワイはもう知らんw
次は注目の選手紹介や。
渾名:聖女
学年 : 一年
性別 : 女子
ポジション : ピッチャー
持ち球は分からん。
魔球の詳細はさっぱり分からん。
球速もコントロールもスタミナもさっぱり分からん。
つまり、何も情報が無い。
ただ一つ分かるのは、胡散臭いって事だけ。
顔は可愛いし、口調は知的だし、物腰も柔らかいし、笑顔はチャーミングだし、どっからどうみても可愛くて良い子にしか見えんけど、なんか胡散臭い。
この子は腹に一物を抱えてて、裏の顔を持っとると思う。
231:名無しの野球人
流石のゴリチンも聖女の情報は掴んで無いんか
232:名無しの野球人
そんなに胡散臭いん?
233:名無しの野球人
初対面の人に失礼な奴や
234:名無しの野球人
聖女様相手に失礼なやつだ。
磔刑に処す。
235:名無しの野球人
>>234
あまりにも重い罪でワロタ
236:名無しの野球人
磔刑って何?
237:名無しの野球人
柱に縛り付けて槍で刺し殺す処刑や
238:名無しの野球人
ヒェッ
239:名無しの野球人
聖女ちゃんが腹に一物を抱えてるって……聖女ちゃんは男の娘ってコト!?
240:名無しの野球人
>>239
絶対にそういう意味やないやろw
241:名無しの野球人
ゴリチンは何で胡散臭いって思うんや?
根拠とかあるんか?
242:名無しの凡才
>>241
相手チームの選手の様子がなんか変なんや。
如何にも聖女ちゃんを信仰してるって感じで、不気味すぎる。
どんな時でも聖女様聖女様うるさいし、そんなチームメイトを見て、聖女は平然とニコニコしとるし、マジで異様な光景や。
ワイには聖女が意図的に自分を盲信するように仕向けたようにしか見えん。
胡散臭いってより、ちょっと怖いわ。
243:名無しの野球人
確かに……それは胡散臭いな
244:名無しの野球人
実際に見ると鳥肌もんやろ
245:名無しの野球人
まぁ、聖女ちゃんが本当にいい奴なんだったら、チームメイトをそんな状態にしてニコニコせんよな。
246:名無しの野球人
は?
247:名無しの野球人
聖女様と我々は同格の存在ではない。
神に等しい存在である彼女を敬い尊ぶのが、我々のあるべき姿だ。
248:名無しの野球人
胡散臭くないし、怖くもない!
249:名無しの野球人
撤回しろ!その発言、今すぐ撤回しろ!
250:名無しの凡才
次の選手を紹介するで。
渾名: 狂犬
学年 : 一年
性別 : 女子
ポジション : ファースト
守備は下手くそだけど、バッティングは上手い。
パワーが長所であり、典型的な長距離砲。
気性が荒く、一度キレたらすぐに手が出るため、シニア時代は危険人物として扱われていた。
けれど、今はすっごいおとなしい。
聖女様聖女様うるさいが、性格はおしとやか。
もはや別人、怖すぎる。
251:名無しの野球人
怯えてて草
252:名無しの野球人
これも聖女ちゃんパワーか。
253:名無しの野球人
聖女様の優しさに触れて、悪心が立ち消え、浄化されたのでしょう。
254:名無しの野球人
浄化っていうより、洗脳では……?
255:名無しの野球人
洗脳だと……?
不快な奴め。
獄門の刑に処す。
256:名無しの野球人
聖女ちゃんをほんのちょっと疑うだけでも、死刑にされるんか……(ドン引き)
257:名無しの野球人
過激派やね
258:名無しの野球人
獄門の刑って何?
259:名無しの野球人
罪人の首を斬って公衆の面前にさらす刑や
260:名無しの野球人
こわっ
261:名無しの野球人
アリーヴェルデナ教の人達は物知りやね
262:名無しの凡才
それでは、最後にこちらのオーダーや!
1番 センター ゲーミングモヒカン
2番 キャッチャー ワイ
3番 セカンド クラスメイト
4番 ショート パーカー
5番 ピッチャー 和服美人
6番 サード なのです先輩
7番 レフト 不良A
8番 ライト 不良B
9番 ファースト スケバンB
263:名無しの野球人
い つ も の
264:名無しの野球人
もはや鉄板やね
265:名無しの野球人
コメントすることがないわ
266:名無しの野球人
相手の情報が無い以上、スタメンを弄っても意味ないもんな
267:名無しの野球人
安牌が1番ええ
268:名無しの凡才
作戦とかは無いわ。
練習試合だし、ここは実力で勝負。
それではもう書くこともないし、ワイはここで……アリーヴェデルチ!
269:名無しの野球人
さよならや
270:名無しの野球人
ゴリチン、頑張るんやで!
271:名無しの野球人
まけゆなー!
272:名無しの野球人
聖女様のお力を、存分に味わうがいい
◇
553:名無しの凡才
終わったよん
554:名無しの野球人
お
555:名無しの野球人
おかえり〜
556:名無しの野球人
どんな感じやった?
557:名無しの野球人
思ってたよりも遅かったな
558:名無しの野球人
試合について教えて、ゴリチン!
559:名無しの凡人
>>557
試合後に聖女ちゃんと談笑してたんや。
あの子は裏表の無い素敵な人やった。
胡散臭いとか怖いとか言ってた自分をぶっ殺して晒し首にしたいくらいや。
本当に愚かやったな、試合前のワイは。
人間、会話することでお互いを知るのが何よりも大事って気付かされたわ。
聖女様万歳!聖女様万歳!
560:名無しの野球人
あっ(察し)
561:名無しの野球人
ご、ゴリチン……?
562:名無しの野球人
ようこそ、こちらの世界へ。
563:名無しの野球人
歓迎します
564:名無しの凡才
なぁ、試合結果よりも聖女様について語ってええか?
565:名無しの野球人
だめです
566:名無しの野球人
いいですね、折角ですし聖女様について語りあいましょう。
567:名無しの野球人
ゴリチンが壊れちゃったぁ
568:名無しの野球人
天才ちゃーん!名無しのモブー!早くきてくれー!
569:名無しの野球人
天才ちゃんは無理w
名無しのモブも最近音沙汰ないから無理w
570:名無しの野球人
チェックメイトやね
571:名無しの野球人
名無しの天才は先輩と連絡先の交換すら出来ない先の時代の敗北者。
やはり、幼馴染バッテリーよりもコツコツと親睦を深めていた同じポジションの後輩こそ正義。
572:名無しの天才
>>571
お前、勘違いも甚だしいわね。
私はあえてあいつと連絡先を交換しなかったの。
甲子園で戦った時に交換した方がロマンチックだと思ったから。
連絡先を交換出来なかったわけじゃない。
それに、後輩だか何だか知らないけど、6年もバッテリーを組み続けた関係性がある以上、私の優位性は揺るがないわ。
573:名無しの野球人
おいおい、話が脱線してるぞ!
レスバしてる天才ちゃんはひとまず置いといて、ゴリチンは試合について教えてくれ!
聖女ちゃんトークはその後に存分にしていいから!
574:名無しの野球人
ワイ的にはレスバの方が気になるんやが……
575:名無しの凡才
>>573
言質はとったからな。
さっさと練習試合の様子を書き連ねる。
そして、聖女様について熱く語るからな。
576:名無しの野球人
OK
577:名無しの野球人
相変わらず、天才ちゃんには触れないんやなw
578:名無しの野球人
スルースキルが高すぎる
579:名無しの野球人
答えは沈黙や
580:名無しの凡才
まずはこちらの攻撃から。
結論から言うと、8回まで一点も取れんかった……っていうか、こちらはノーヒット。
聖女様が投げる球は平凡なストレートと平凡なカットボール。
そして、平凡なサークルチェンジ。
どれも特別なものやない。
でも、何故か打てない。
ヒットが全く出ないんや。
581:名無しの野球人
そういう日もある
582:名無しの野球人
摩訶不思議だ
583:名無しの野球人
ゴリチンの口ぶりからして、なんか秘密が隠されてそう
584:名無しの野球人
何かを匂わせてるよな
585:名無しの野球人
まぁ、ワイらにはその秘密が何かさっぱり分からんがw
586:名無しの野球人
考えるにも、情報が必要や
587:名無しの凡才
こちらの守備はそう悪くないけど、立ち上がりで躓いた。
初回、和服美人の制球が定まらず、1番はフォアボール、2番は甘い変化のナックルを叩かれてあっという間に1.2塁。
3番の狂犬にツーベースヒットを打たれて2点。
後続は何とか抑えたが、和服美人の調子はあまり良くなさそうやった。
連投やし、これはしゃーない。
588:名無しの野球人
そういう時もある
589:名無しの野球人
いつでも調子が良いなんてことはありえんよな
590:名無しの野球人
メカニックがどうたらこうたらや
591:名無しの野球人
調子が悪い時に試合をするのも良い経験になる筈
592:名無しの野球人
和服美人も完璧超人って訳やないんやな。
593:名無しの野球人
そらそうやろw
594:名無しの凡才
結局、0-2のまま試合は8回まで進んで、このまま終わる……ことは無かった。
ワイはこの時点で聖女様の秘密に気づいていたんや。
ここまでアクションを起こさなかったのは相手に悟られたく無かったのと、聖女様の疲労が溜まるのを待つため。
595:名無しの野球人
雰囲気が変わったな
596:名無しの野球人
逆転の時間や
597:名無しの野球人
やはり、最後に笑うのはゴリチンなんやなって
598:名無しの凡才
すまん、みんな。
聖女様からL○NEが来たわ。
少しお話ししませんか?……やって。
すまんけど、今日はここで落ちるわw
599:名無しの野球人
は?
600:名無しの野球人
は?
601:名無しの野球人
は?
602:名無しの野球人
は?
603:名無しの野球人
ふざけんな、聖女様とお話だと!?
信者の私たちですら連絡先を知らないのに!
604:名無しの野球人
殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す
605:名無しの野球人
めっちゃいいところで落ちるなや!
606:名無しの野球人
ふざけんな、ゴリチン!
ワイらを捨てるな!!!
頼むから最後まで書いてくれええええ!!!
607:名無しの野球人
信者とスレ民が一致団結しててワロタ
608:名無しの野球人
ゴリチンを憎む気持ちは同じなんやから、ここは共闘するのが賢い選択。
609:名無しの野球人
一致団結ってよりも利害の一致。
610:名無しの野球人
めでたしめでたしやね
611:名無しの天才
なにもめでたくないが?
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます