反省文「BLACK EARPHONE JACK」

反省文「BLACK EARPHONE JACK」


反省文というか感想文。


前回に引き続き、サクッと読めたかなと思います。

セリフも読みやすいようになるべく書き過ぎないように気を付けているつもりではあるので、それが成果として現れてきているのか、それとも単に内容があらかじめ頭に入っているからかは定かではないですが、まあいい兆候かなと思います。



内容に関しては、もう描きたいものを描けてはいるので、成長とかは特にないかな。自分の好きをより明確、かつより魅力的に伝えられるように、これからも意識していこうと思います。


闘争学園という設定は、随分前からあって、それを元に数年前に脚本化したものを、更に漫画用に改良したのが今作です。


冒頭のトップ10のテンプレート過ぎるセリフ回しや、ポーズや描写は、コテコテ過ぎて逆に面白いかなと思って、そうしました。しかもこの先一回も出てこないですしね彼ら。

矢倉さんが盛大に足元をすくわれるフリになってたらいいかなと。

ちなみに、トップ10に対して、ボトム10というのもあります。下から数えて10人のことです。表紙にいる人たちのことですね。


矢倉敗戦後の電話のシーンで、景里の「ありゃ、切れちった」というセリフ、あれダブルミーニングになってたね。

電話が切れたのと、矢倉がキレたっていう。

意図せずにダブルミーニングになってたの、なんか嬉しかった。


後半の矢倉くん、ずっと意味ありそうで意味ないこと言ってて面白いですね。

当初はこんなに狂ったやつになる予定はなかったんですけど、作ってるうちに、このくらい極端にしないと、矢倉の失ったものに対する絶望を表しきれないなと思って、こんなふうになりました。

まあよかったと思いますよ。変える前は、変にキザで、ずっとかっこつけてるやつだったので。


俺の作品には珍しく、余韻というか哀愁のない終わり方でしたね。ある種投げやりというか、走り切ってそのまま終わったというか。



絵については、まあひっくいところではあるけど、安定してきているかなあと思います。

とはいえ、自分で絵を描かなきゃいけないことに対するストレスは未だにあるし、それは多分一生消えないとは思うけど。

でもまあ、こだわりとか一切ないので、描いてりゃ終わるから、そこはまだ救いかな。身の丈以上の実力や、芸術性とかを求めてドツボにハマるなんてのはないので、やってりゃ順当に完成して終わってくれる。そこはありがたい。


画面、白いですねー。特に前半は。書くべき背景物とかも少なかったんで、こんな風になりました。

やたらめったらトーンとか、薄いベタで影をつけるとかやめたので、ペン入れ自体は幾分楽になったかな。この感じで今後も行こうと思います。


今回は、たくさんキャラデザしましたね。

いかに自分の引き出しが少ないかを思い知りました。あらゆる面において苦し紛れ過ぎた。


矢倉の後半の衣装のイヤホンとペンダントは、位置が被ってて、あんまりよくなかったかなと思いました。一つでいいよね。ワンポイントの方が目立つもんね。


表情に関しては、口が顎を突破してくれたおかげで、より極端な表情を描けるようになったかなと思います。



宣言通り、月一のペースを破壊することに成功はしたけど、作業自体が滞ることはなかったです。いたってスムーズでした。

なんか、特に音楽とか動画を見て、気持ちを高揚させずとも、淡々と作業できるようになりました。

気持ちが上がると、必ず下がるし、頑張ったら、頑張りたくないがやってくるし、やはりペン入れなどの長時間&長期間の作業の場合は、気持ちやモチベに依存しすぎない方がいいのかもしれませんね。気持ちの乱高下が、体力や精神力を削りますからね。心を殺すということではなく、穏やかに、凪のように整った心持ちで臨むということです。

無理に頑張らないように頑張る。集中力を発揮しないように、頻繁に椅子から離れて身体を動かす。ゆるりゆるりと淡々と無感情に継続する。

というのが大事なのかなと改めて思いました。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

反省文まとめ 谷岡藤不三也 @taniokafuji-novel

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ