反省文「DIE…冒険!」
反省文「DIE…冒険!」
反省文というか感想文。
一人称の小説が書きたかったので、書きました。
物語の大きな骨だけ考えて、間の部分はアドリブ的にその場で考えながら文章を作りました。
ほとんどをアドリブ的に考えたので、書いてる間はとても楽しかったんですけど、読む時はその時のテンションは毛ほどもなかったですね。
シンプルに小説のチェック作業が嫌いっていうのもあるんですけど、内容的な問題も勿論あったと思います。
すらすら読めはするんですけど、乗っていけない感じがあったように思いました。何が起こってもだから何?みたいな。読んでいても、何の感情も喚起されないみたいな感覚かな。
内容の平坦さの問題かなと思います。物語的な起伏はほとんどないもんね。一人の少年の日常を描いただけというか。
描きたかった内容がこれなので、それはもう仕方のないことだと言わざるを得ないんですけども、まあうーんって感じは否めない。
後半の鉄棒の技を完成させに行くあたりは、勢いがあって面白いと思いましたが、その他のところはなんだか退屈な感じになっちゃったような気がします。
小ネタ描いてる時は楽しかったですよ。
たくさん盛り込めた気がします。
どうやったら文章を面白くできるんだろう。
まだ理想のテンポ感とかもわかってないので、書いていく中で見つけていくしかないのかなあと思います。
明確に一つあるのは、三人称の小説は退屈なので書かないということ。
物とか人物の詳細な描写したところで、内容がリッチになるとは思えないんですよね。バトルシーンとか細かく書かれても伝わってこないし、細かく言葉を連ねることによって、かえって本来バトルシーンにあってほしい、疾走感とかテンポ感を損なってしまうし。
書いてる本人はイメージがあってそれを言葉に起こしているんだろうけど、そのイメージを、読者がその羅列された言葉から描き起こせるかというとそれは微妙だし(僕自身が上手くできない)、そういう文体は志向してないですね。
とまあ、理屈っぽく書いてみましたけど、こんなの全部後付けです。
最初は、そりゃ難しい言葉を使って、頭の中にあるものを詳細に言葉として描き出して、より小説家らしい、シックでかっこいい文体を目指してました。
でも、そこまで知識や語彙が豊かなわけではないし、たとえ豊かであったとしても、それがイコール小説としての豊かさや面白さに繋がるわけではないとわかったので、今は自分が読みやすく、面白いと思える文章を書いていけたらいいなと思っています。
まあ要するに、できないことをできるようにするには時間かかりすぎるし、そこまで気も長くないんで、今できることだけでもう始めてしまおうっていういつものやつです。
それでも十分、小説を書く面白さは体験できてますしね。
ゆくゆくは、言葉で語ることで意味がより豊かに深まって行くような物語を描けたらなと思います。
反省文と題してはいますが、ぶっちゃけ分からないことだらけなので、批判も反省も仕方がわからないというのが現状です。
当面は、とにかく数作ることを意識して行こうかなと思います。
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