気弱だけれど、追い詰められると、とんでもないトークスキルを発揮する主人公……切羽詰まった先に溢れだした「テメーら同士で輪になって」のセリフに、ガツンと衝撃を受けました。主人公と唯一無二の友人(おじさん)との関係性が確立に結び付く、鬱々展開の流れを変える、爆発力のある言葉です。きっと読めばその意味がわかるはず!最後はスッキリとした気持ちにさせられるお話しです!
本来交わるはずのない二人が、数奇なめぐり合わせで高校の同級生となる。最初こそ恐れていた主人公とその年上の同級生が、ふとしたきっかけで仲良くなり、さらに少年に新たな夢を与えることに――。たった一話の中に詰め込まれた、世代を超えた友情。読後感がとても気持ちのいいモノでした。
15歳と40歳。普通なら交わることのないであろう2人が、同じ高校の同じクラスの隣の席になるという、運命的な出会いを果たします。40歳の高校生という異質さに、始めは戸惑いを隠せない主人公でしたが、とある事件をきっかけに、距離が縮まり互いに親友と呼び合える仲になります。そして主人公は、ある重大な決断をするのです。友情を育むのに歳の差なんて関係ない!爽やかで、かつ胸が熱くなる青春ストーリーを読みたい方に是非オススメしたい作品です!