タイトルのセンスがほしい

 タイトルをつけるセンスがない。

 ブログにつけるタイトルをだいたい日付か、「○○の話」か、そうでなければ「無題」で済ませていたせいだ。

 だってほらブログってそういう目立つところはひねらないのがかっこいいみたいな空気があるから……


 この投稿だって、せめて「タイトルについて語るときにぼくが語ること」くらいのタイトルをつけるべきではないのか。いやそれがいいかは知らんが。


 とにかく考えてこなかったことが原因だと思う。

 それで最近は、いいと思ったタイトルやタイトルにしたいと思った言葉を書き留めることをやっている。

 というのも小説の書き出しにはあまり悩んだことがないのだ。(※あくまで悩んだことがないと申し上げているだけで、上手くできるということではないです。)

 小説の書き出しの一文、というのは昔から好きで、いつもわりと意識のメインにある。読むときに、こういうのはいいな、自分ならこうする、こんなのもあったか、なんて考えるのは楽しい。そういうのがストックになって頭の中あるのだと思う。

 タイトルの方でもそういう思考回路を増やしていきたいと思ってやっている。


 サブカル臭いタイトルはいつかやりたい。

「○○、あるいは✕✕について」とか、

「○○に関するいくつかの事柄」とか

「ぼくと××にまつわる二、三のこと」みたいな?


 変なこだわりを言うと、キーワードを二つ並べる「○○と✕✕」みたいなタイトルの付け方は、嫌いではないが悩んだら安易にやりそうなので避けている。ただ「月と六ペンス」「老人と海」「罪と罰」など名作も結構あるんだよな。


 あまりデカい概念を出すのは趣味ではないので、「この世の喜びよ」(井戸川 射子)にはまた大きく出たなと思ったが、逆にこの作品は最後まで個人的な記憶で大局的なことが書かれなかったのが良かった。そういう裏切りはいい。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る