最後の王女 = 天使と死神の物語＝

主な登場人物紹介

　早瀬（はやせ）良平（りょうへい）：　

　25歳　死神と呼ばれている日本のスパイ。本人は否定したいと思っているが、育ちが良く誠実そうな容姿の為、女性相手のハニートラップが得意だと周りには思われている。

　暗殺に長けた一族早瀬家の次男で、相手に恐怖を与えず、死んだことさえ分からないのではないかと思わせる暗殺の方法をとるので死神と言われている。

　吉良直美の婚約者。直美の事を好きで常に気にかけている。

　旧家で育ったので、早瀬の仲間からは若と呼ばれている。口は悪いが実は育ちの良いおぼっちゃん。

　吉良（きら）直美（なおみ）：

　22歳。

　日本で暗躍する吉良３Sのトップ吉良隆男の長女。モデルだった母に似て可愛い容姿をしているためモテる。

　天使と呼ばれている日本のスパイだが、直美が天使である事はトップシークレットなので身内や極親しい者しかその事を知らない。

　中学生の時に母親と誘拐された事でトラウマがあり、超がつく男嫌い。

　寝顔を見せない天使と言われていて、寝る前には傍に居る男を殺してから寝るという噂が独り歩きしている。

　子供の頃から良平（の顔）が好きだが、良平の前では素直になれない。

　原田（はらだ）優（すぐる）：

　吉良３Sの優秀なエージェント。本名は吉良優。吉良３Sのトップ吉良隆男の長男

　冷静で優秀。柔らかく優し気な容姿だが愛想はあまり良くない。

　昔はそうとうやんちゃだった。

　シスコンで歳の離れた妹の直美をとても大事にしている。31歳

　坂本（さかもと）紀子（のりこ）：

　優の婚約者。昔から吉良家に仕える家系の坂本家の長女。両親は海紅商事の海外支社の支社長のため、海外で暮らしている。優とともに吉良３Sで活躍するエージェント。31歳

　佐々木（ささき）　順平（じゅんぺい）：

　優の親友で吉良３Sの優秀なエージェントのひとり。坂本と同じく昔から吉良家に仕える家系で、両親は吉良３Sの幹部。

　優と違い愛想が良いのでとても親しみやすく、女性にモテる。

　祠堂（しどう）　明（あきら）：

　元々は吉良３Sの優秀なエージェントだが、現在はエージェントは引退し吉良家の執事として働いている。70歳

　南（みなみ）　竜一（りゅういち）：

　68歳　元、早瀬３Sの優秀なエージェントだが今は執事のような事をしている。65で引退し島暮らしをしていたが、早瀬家が襲われた件で良平を守るために復帰した。良平を教育した人物で、伝説のエージェントだと言われているほどの実力者。

　南（みなみ）　勉（つとむ）：

　南竜一の孫。まだ大学生だが人手不足の為、学業の合間に良平の仕事を手伝っている。祖父譲りなのかなんでもそつなくこなして優秀ではあるが、今どきの学生で社会人としては未熟。

　早瀬（はやせ）　剛（つよし）：

　早瀬家の長男で早瀬のエージェントだったが、海外マフィアと手を組んで実家を襲い良平以外の家族を殺した。現在、国外に逃亡している。

　頭を撃たれ大けがをした後、薬に溺れたため、早瀬の次期当主を良平にすると言われた事がきっかけで、恨みをいだき、家族を殺した。また、昔から執着していた直美の婚約者として選ばれたのが良平だったことも影響しており、良平には強い恨みを感じている。

　吉良（きら）　隆男（たかお）：

　吉良家の当主。

　吉良（きら）　守（まもる）：

　吉良隆男の弟で内閣調査室の職員。

　エリザベス　：

　スーバルア王国第一王女

　日本船籍の豪華客船に乗って旅する護衛対象の王女

　優しい性格で、直美と仲良くなって船旅を楽しむ

　ジェンダトル男爵　：王女の側近。