第2話 しせつ
僕はなんでここにいるんだっけ…?いつからこんな生活してたかな…。
ここは薄暗いし寒いし最悪。冬くらいストーブを置いてほしいものだ。でも代わりに毛布が支給されるから、それは嬉しい。ここはどこだろうか。
「おはようニーナ君」
僕をそんなあだ名で呼んだのは友だちの325番だ。325番は雰囲気が温かくて、いつも僕に元気を与えてくれる。この子がいるから僕も頑張れる。
「おはよう325番君」
僕たちは名前がないから番号で呼ばれ、また呼びあっている。僕は327番。割と新しいな。
「お腹すいたぁ…」
そんな話をしていたら朝ご飯を知らせる放送が流れた。
「ジャスト!行こうか」
彼は僕の手を引っ張って、元気よく食堂へ向かった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます