話し上手は、……聞き上手……(絶望)
明鏡止水
第1話
みなさん、こんばんは。明鏡止水です。
話し上手、って人。いるじゃないですか。
特段爆笑するネタやらお話じゃなくていいんです。
日々をなんとなく話せて。
趣味も堂々と語れて、それをみんな楽しく聞く。
楽しく聞ける。
傾聴。受容。共感。
なんとも気持ちのいい空間と座談会。相談会。思い出話や体験談。井戸端会議。
はい。
明鏡止水、それに加われません。
特に地理。
みんなみたいに出かけない明鏡止水はどこに何があって買い物しやすいのか、楽しいのかサッパリです。
ちなみに話はそれますが、持病の影響でまた一週間くらいお風呂に入れていないと思われます。
入れた日は手帳に「お風呂に入れました」とたびたびメモをしています。
帰れる時間は早いのに、一刻も早く寝たいわけじゃないのに。
どうしてもお風呂へ向かえない。
こんな話をみんなの前でするわけにはいきません。
ですので、かわりにみなさんに聞いてもらっているのです。
最近、職業訓練のクラスで「この人に嫌われてるな……」と感じる人がいます。
グループワークでみんな席を移動して他の人の席に座るのですが。
その先の人のクッションがそのまま椅子に置いてあり。
そのまま勝手にお尻に敷くわけにもいかないのでちょっと迷ってから、私とパートナーはクッションを机の引き出しに差し込むことにしましたが、持ち上げた瞬間そのクッションの持ち主が。
「いいですよ、気にしないで!」
と私の手から自身のクッションをひったくったのです。
その人は兵庫県出身の関西の人特有なのか、また会社員のお堅い性格なのか。とにかく私を目の敵にしている感じがするのです。
私は、自分が不潔な事を見抜かれているんじゃないか、とじゅくじゅくとしたおもいを抱えています。
痒くて頭をぽりぽり掻くことも後ろの席のその人にはわかるだろうし。
それに、この歳になると鼻の横や耳の裏側が匂ってくるのです。
細菌のせいらしいので除菌シートで拭いて殺菌して防いでいます。
こんな自分の、どんな話題のどんな話が盛り上がるのだろう。
クラスの人たちは50代の方が多いので歯のインプラントの話やチョコザップの話、釣りのお話なんかをしています。
話し上手にはなれないけれど、せめて聞き上手にはなりたい。
それでも、適当な相槌が打てているのかわからない私。
聞く人によってはそっけない態度の人間に見えるかもです。
そんなつもりはないのに。
ぜんぶ、ぜんぶ、……なんのせいだ。
私に自由がないせいだ。
自由なのに、制約がかかっていると勘違いしているせいだ。
辛い。
話し上手は聞き上手。
私は円滑に生きてきているつもりなのに。
世の中は、もっと成長していて、博識で、私はついていけない。
疎外感ばかりだ。
もっと。もっと。
私に近い人がいればいいのに。
生きづらくはない。はずだ。
ただ、うまく言えないけれど。
孤独を感じる。
今日だって豆まきで鬼太郎の着ぐるみが来る寺と茶屋で節分を楽しみたかった。
そんな催しがあるなんて知らなかった。
友達はX(Twitter)だ。
話し上手は、……聞き上手……(絶望) 明鏡止水 @miuraharuma30
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます