第12話 隠れ家
創語はボウガン殺人事件をテレビで見ているうちに不安な気持ちが激しく沸き上がり、堰を切って流れ出し激しく気持が揺さぶられ、耐え切れずに山笠を呼んだ。
「あのよ、夕べ俺は外へ出たか?」
「えっと、十二時を回った頃玄関の閉まる音してましたから出かけられたと思います」
「そうか……全然記憶がないんだ。ただ、夢の中で俺の小説の「ボウガン殺人事件」の犯人をやってるんだ。それに釧路で佐知が殺害された時にも俺の小説「活き造り冷凍殺人事件」の犯人をやってる夢を見ていたんだ。その時は夢だと思ってたんだけど、今回もだから不安になってな……」
創語には夢だったのか、現実に殺ってしまったのか本当にわからくなっていた。
山笠は創語が何を言ってるのか分からないと言った風で首を傾げている。
「まさか、自分の知らないところで自分が殺人を犯すなんて小説みたいじゃないですか」山笠はそう言って笑う。
「おいおい、笑い事じゃないんだ。ホントに俺は自分が心配なんだ」創語はマジな顔をして言ってるのだが、
「じゃ警察へ行って話してみたらどうです? ボウガン殺人事件は俺が犯人ですって」
山笠が冗談かマジなのか分からないような言い方をする。
「証拠もないのにそんな事言ったってなぁ、詳細訊かれたら答えられないしよ……」
「んーじゃ、浅草のひさご通りに岡引探偵事務所って看板出てましたから、行って監視でもして貰ったらどうです?」山笠が少しばかり考えてから言った。
そう言われて創語は真面目に受けとった。
「……そうか、それも手だな。ところでよ、心美なんだけど、身辺を見守ってやってくれないか」
「はぁ、会社からの帰り道とかですか?」
「まぁ土日もな。心美に何かがあって沙希がえらい怒ったっていうじゃないか。沙希も何を考えているんだか……、おまえも何かと使われているんだろう。ご苦労なこった。ただよ、おまえが沙希に言われたことを俺に教えてくれ、取材ノートでもネタ帳でもいいから書いて、言われたことを実行する前にだぞ」
「はい、わかりました」
「あくまでおまえの雇い主は俺だからな。忘れないでくれよ」
「ははは、それは大丈夫ですよ。以後、そうします」
山笠の返事は良いが、彼が沙希に惚れてんのか憧れてんのか知らんが、沙希の言う事を俺が言う以上に聞いてるから、創語に沙希に対するやっかみもあるのかもしれないがいい気分じゃない。
書斎から出ようとする山笠にふと思い出して声をかけた。
「そうだ、根田は来てるか?」
「えぇ先程からお待ちです」
「じゃ呼んできてくれ」
根田は遠慮がちに小さくなって入ってきた。
「いやぁわるかったなぁ、遠いとこから呼びつけて。ちょっと話があったもんだから」創語は真面目に言った。
根田が小さく返事をしたようだが聞こえなかった。
それで少し大きめの声で、
「実は
「えっ、でも、それは本社の方に任せるんじゃないんですか?」
「いや、今回はおまえに頼もうと思ってるんだ。同じ社だ、担当違うだけだから問題ないだろう?」
根田は目ん玉が飛び出るんじゃないかと言うくらい驚いたようだ。
「昔話になるが、あんたが担当だった時、受賞の祝賀の席であんたに恥を掻かせてしまったからな。申し訳なかったと思ってるんだ」
根田は創語の言葉の真偽をとつおいつ考えているようだ。
「ただし、この一作品だけだ。本社との付き合いもあるからな」
「じゃ本当なんですね。信じて良いんですね」
暗かった根田の顔に赤みがさして、死んだ魚の目が黒々とした目のピッチピチの活魚に生まれ変わった。
たったこれだけの事で人間ってこうも変わるものなのかと一驚する。
「あぁ原稿が上がり次第おまえに送るから、後を頼むぞ」
根田がスキップでもするかのように帰って行き、この世でひとつは良いことをしたかなぁと思いつつコーヒーを啜っていると、佐知の会社の佐久間春奈という女性が訪ねてきた。
居間で話を聞くことにし待たせる。
……
話を聞くと、佐知が亡くなったので代わりだと言う。
創語はスリムでスタイルは良さそうだが、つんとした感じが好きじゃないので意地悪のつもりで、
「じゃ飯食ってからホテル行くか」
と言ってみたら嫌そうな顔をするので「あれっ? 佐知の代わりなんだろう」
春奈は創語と佐知の関係を知っているのだろう「わかりました」拒否しなかった。
半ば驚いたが、出版社ってこんな軽い女しかいないのか?
*
浅草ひさご通りにある四階建ての古いビルの二階に岡引一心探偵事務所はある。
踊り場のドアを開けると正面に応接ソファが大きなテーブルを囲むように置かれていて、今は長男の数馬がコーヒーを啜りながら来客を待っていた。
コツコツと階段を上がる音に反応して数馬は入口の方へ歩み出す。
客がドアを開けるのと同時に「いらっしゃい。どうぞ」
熟年の紳士を招き入れる。
数馬がその紳士の顔を見て思わず「あっ」声を上げてしまった。
「あの、有名な作家の赤井川創語さんですか?」
頷く紳士に「僕も先生の本好きで何冊も読んでるし、今は入院中の親父でここの所長の一心も病室で随分と読んでました。……で、その先生が探偵に何かご用事ですか? それとも取材とか?」
ちょっと興奮気味な数馬は口数が多くなっている。
「数馬! ごちゃごちゃ言わはる前にお客はんに席を勧めんかいな! すんまへんなぁ気ぃつかん子ぉで」
数馬に小言を言いながら母親の静がコーヒーを淹れて運んできた。
「ようおいでやす」
数馬が母だと紹介する。和服姿に京都弁、赤井川がちょっと見惚れている。
「あっ失礼しました」数馬は思い出したかのようにそう言って慌てて名刺を出して自身を名乗った。
「実は、ご相談がありまして、……」
赤井川の話しは、自分の所業を心配して尾行して欲しいという依頼だった。
「それでは夜間先生が外出したら尾行して行先と何をしたのかを一か月ほど纏めて報告に伺うということで宜しいでしょうか」
普段の数馬からは想像も出来ないような言葉遣いだと自身も思いながら言った。
「せやな、あてのとこにこの数馬と一助という子供ふたりおるさかい、そのふたりで尾行させてもらいまひょ。な、数馬、ええやろ」
「おぉそれで行こうぜ。いや、行こう」
赤井川が帰ったあと、美紗と一助を加えて仕事の段取りを打ち合わせした。
盗聴器とGPS発信器を複数台用意し、本人の靴や服に貼り付けることにする。
盗聴器は美紗の手製でハエ型とか糸屑型とかあるし、GPS発信器はシール型が一番目立たない、夫々それと気付かれたことは無い。
「美紗、機器の調整はちゃんと出来てんだろうな」
数馬が言うと「あったりまえだ。そんな心配より途中で《まると》から落っこちないように上手くやれよ」
美紗はスリムで顔も兄の欲目で見ると五人並みなのだが、二十代に入っても男言葉が治らない。親父がいつもそう言って嘆いているが本人は知らんぷりの半兵衛だ。
ちなみに《まると》とは我が家だけで通ずる隠語で「対象者」というような意味合いだ。
「ほな、明日の昼間に赤井川はんの自宅へ行ってな、挨拶しはってそれらを装着して夜数馬から尾行でっせ。で、えぇな」
「おう」
「ほな、あては病院へ行って、一心に報告して来るさかい、留守たのんまっせ」
静は病院へ行くとなると何かうきうきして嬉しそうだ。なんぼ親父の事が好きなのか知らんが五十代も半ばになったら普通はもうちょっと冷めてても良いのにと思う。
親父も母さんにべったりだし、まぁ両親が仲良くしてくれるのは良いことだとは思うんだがよ。
*
部屋の窓から見える空の青さと陽の光に誘われて散歩に出たけど、外へ出た途端に一月の寒さに震えちゃった。
それでも意地になって電車に乗って品川の自宅から浅草寺まで足を伸ばしたのよ。
お汁粉で身体を温めてお土産屋で串団子を買ってスカイツリーへ行こうと路地から雷門通りへ出ようとしたところで、あいつらに出会っちゃった。
「久しぶりね。もう、出たの?」滋賀果歩(しが・かほ)が訊くと、ふたりの男はにやついて左右から果歩の肩を抱いて「久しぶりだから仲良くしようや」無理矢理何処かへ連れて行こうとする。
「ちょっと、何すんの放せや!」果歩が怒って振りほどこうとするが男らの力は強い、どんどん路地奥へ引きずり込まれる。
「ちょっと、嫌だって言ってるしょ!」
以前のふたりと様子が違う。前は果歩が怒るとすぐびびっていう事を聞いたのに……。
三人がもつれあいながら歩いていると、中年の着物姿のおばさんが「おなごはんが嫌がってるのを無理強いはあきまへんで」と注意してきた。
「うっせーな。おばさんは引っ込んでろ」怒鳴る男にそのおばさんは怯むことなく「離しよし!」
鋭く言って男の手を掴んで引き離す。
男がおばさんに殴りかかった。
「あっ!」果歩は見ていられずに顔を背けた。
果歩はじっと固まっていたが、おばさんの悲鳴が聞こえてこない。
恐る恐る顔をそっちに向けると、ふたりでおばさんに何度も殴りかかっているのだが、おばさんはひょいひょいと身をかわして逃げている。
「もうえぇやろ、その辺にしよし!」
おばさんの優しそうだった目が、何か恐ろしい殺し屋のような目付きに形を変えて行く。
ふたりは汗を掻きながら意地になって殴ろうとするのに、おばさんは汗ひとつ掻いてない。
相変わらずひょいひょいとパンチをかわしている。
果歩がその不思議な光景を見ていると、突然男のひとりが「ぐっ」呻いて膝を地面に着いた。
何があったのか果歩には分からなかった。
残った男の顔に恐怖が走る。「うわーっ」叫んで殴りかかる。
おばさんの顔面にそのパンチが当たっと思って果歩が顔を背けた瞬間「ぎゃーっ」
悲鳴を撒き散らせて数メートルも吹っ飛んだのは男の方だった。
呆然と見ていると、果歩はおばさんに手を引かれて表通りまで走った。
「大丈夫かえ?」優しい目のおばさんがそう言って、果歩の頭から足先まで点検するように見て、「無事のようやな、えかったなぁ気ぃ付けなあかんぇ。どこまで行くんかいな?」
「えぇ品川に帰ります」果歩が答えるとおばさんは駅まで送ってくれた。
改札で手を振って別れたが電車に乗ってから「あぁ名前も聞かなかった」
凄腕のおばさんに感動したわぁ。
自分の部屋に戻った果歩はベッドにごろりと寝て天井を見ながら昔の事を思い出す。
――
九年前の高校二年生の時、果歩が嫌っていたクラスの真面目腐ってちょい可愛い女子が、人気の男子を好きになり手紙を渡そうとしていると聞きつけて、その女子に噂の男子から手紙を預かったと嘘を言って、悪仲間の男子に書かせた手紙を渡し、夜真っ暗な神社の境内に呼び出して襲わせ、廃墟に連れ込んで照明で明るくした中でそいつらに好きにさせ、果歩は動画を撮って闇の動画サイトへ売って小遣い稼ぎをしたんだった。
それが切っ掛けで同じことを何人かにやってると犯された女子のひとりが自殺してしまったのよ。
警察に疑われたけど、私は言い逃れたわ。
だけど、その二年後悪仲間が死んだ女子の彼氏の追及に窮して、女子を襲ったその廃墟でその彼氏の首を絞めて殺してしまったのよねぇ。
さすがに高校生の頭じゃ証拠を隠しきれず逮捕され、そいつらの部屋と廃墟から自殺した女子の所持品も見つかって暴行がばれちゃってさ……。
そいつらは果歩の指示だったと言ったけど証拠がなく果歩が捕まることはなかったわ。
千図時明(せんず・ときあき)と海氷翔琉(かいひょう・しょうりゅう)という同学年だったふたり。
あの頃は、男子が好きな女の子に告ろうとしているのを聞きつけては、その女子からの手紙だと言って金を作らせ、夜人気のない所へ呼び出してほいほいやって来た男子をぼこぼこにして金を奪ったりしたものよ。
弱々しい男子にも女子にも脅して万引きをさせたり、楽しかったなぁ。
両親は医者と看護師、忙しいと言う口実でまったく相手にして貰えなかった。ご飯も一緒に食べた記憶はないし。
何とか気を引こうと小さな悪戯から始めたんだけど、エスカレートして仕舞には生死に関わるようなことまでやっちゃったけどさ、親はまったく変わらなかったのよ。果歩なんか産まなきゃ良かったのにさ。
純だった頃に好きになった男子には尽く振られて、それを仲の良かった子に学校中に広められ恥ずかしい思いを何度したか分からない。
それでしだいに仲の良いカップルや親子を見ると憎しみを持つようになっていったのよねぇ。
――
だから、果歩がこんな風になっちゃったのは、親と周囲が悪いのよ。
そしてあのふたりに出会わなかったらまた違ってたかもね。
務所に入ってくれて清々したと思ってたのに。ひと月前刑期を終えて出てきたのよ、一生入ってれば良かったのにさ。
果歩への恨みと、女に飢えているから果歩をなぶりものにしようとしていると思うのよ。怖いわ。
でもさ、奴らはバカだから何か手を考えて……
ふと思いついた。
「
果歩を誘拐させ、親から金を奪い奴らに持たせ海外へ逃亡させる。
逃亡の前に、私が親の病院の待合室であった桂という私のお気に入りの男と、ホテルへ行ったあの桃川と言うすけべ女を呼び出して奴らに好きにさせる。動画も撮って闇動画サイトへ売れば私にも小遣いがはいるし、その女を脅して桂と別れさせれば、人並み以上の容姿の果歩ならきっと桂は振向いてくれるはずだ……
」
奴らを追っ払えるし、自分にも恋人が出来るかもしれない……一石二鳥だ。
「ふふふ」果歩はひとりほくそ笑む。
翌々日、思った通り千図から電話が来た。
こっちからも話があると言って、昔良く行った居酒屋を指定したわ。
そこで二時間ほど話をした。
ふたりは喜んで「やる」と言った。
決行日を四日後の二月十四日と決め、使用する偽爆弾は二日前には奴らのアパートに届くよう手配したわ。
――よし、計画通りだ! ふふふ ……
その日、果歩は誰にも気づかれないように家を抜け出し奴らの隠れ家へ向かった。
計画通りに偽爆弾も着いていた。
夕方の六時、診療時間が終わって両親が食事をする時間だ。千図が変声器を使って脅しの電話を入れた。
「十六日の午後五時半に公園のベンチに金を置け」と命じた。
ここまで予定通りに進んでいる。
「おい、果歩、爆弾試着してみれや」海氷に言われて、上着を脱いで腹に巻き付ける。
「ちょっときついけど何とか大丈夫。でも重いなぁ」果歩がそう言った時、背後でカチャっと音がした。
「ねぇもう分かったから外して」
果歩が命じたが「へへへ」ふたりが声を揃えて笑う。
「何よ、早く外せ!」
果歩にはピンときた。こいつら果歩をいたぶる気だ。恐怖が怒鳴り声を上げさせた。
「それよ。おまえの腹に巻いたの、本物の爆弾なんだ。ははは」
ふたりは腹を抱えて笑っている。
「えっ私そんなもん注文してない。嘘言うな」
千図が果歩の目の前にバサッと冊子を投げてよこす。
全部英語で書かれているが、果歩程度の知識でも本物の爆弾らしいことは分かったわ。
「おまえが頼んだのはこっち」海氷がそう言って小箱を投げてよこす。
封を開けてない箱……確かに注文するときに見た会社の名前が書かれている。
「なんでこんなことすんのさ!」果歩は増長してくる恐怖に負けじと一段と大きな声を張り上げる。
千図がリモコンを見せて「この赤いボタンを押したらお前はボーンだ。ははは……」
「くっそー、じゃおまえらに金は渡らないぞ!」
悔し紛れに叫ぶ。
「ふん、これから十六日までおまえを好きなようにさせてもらう。そしておまえが金をここへ持ち帰ったらそれを外してやる。そのあと桃川という女を呼び出して楽しんだ後外国旅行と洒落込む積りなんだよ」
千図が言い終わらないうちに海氷に蹴飛ばされ転がると、千図に両手を縛られベッドの足に縛り付けられた。
……
十六日の昼過ぎまで果歩はふたりに好きなようになぶられた。
とても口に出せないようなことまでされた。悔しくて、殺してやりたい!
水を飲みたいと言えば頭から水を掛けられ舐めろと言われる。
何も口にさせてはくれなかった。
トイレも行かせてもらえず。堪え切れず部屋の隅で用を足すと「くっせー」とか「きたねぇ」とか……大声で笑って蹴られ。また繋がれる。
もう果歩は心もぐちゃぐちゃに犯された。
悔しくて、腹が立って、だがどうにも出来ずに泣いた。泣くしかできなかった。
午後三時半、「警察がそこに居たらおまえをぶっ飛ばして俺らは逃げる。証拠が残らないから捕まることは無い」
そう言って笑う。
「無事にここまで戻ってこい。そしたら外してやる。男の怖さが分かったか?」
これまで子分のように扱って来た男が、今は果歩を汚いものでも見るような目をして見下ろし、口元には薄笑いを浮かべている。
服もどろどろだ。こんな惨めな経験はこれまでなかった。
幼いころから医者の娘として一目置かれ、果歩の言う事に反抗するものはいなかった。女の子が羨むような服を着て、果歩は幼心に自分はお姫様だと思っていた。
だから、気に入らない子には罰を与えてきたしそれを当然の事だと思っていた。
それらがすべて崩壊した。身体は傷さえついていなければ時が解決してくれるだろうが、心はここまでずたずたに壊されてしまったら修復は不可能だ。
これ以上惨めなことは無い。死んでしまいたかった。
これまでに慰み者にしてきた女たちの、自殺した女の、その気持が今ようやく分かった気がした。
あの時の貝塚咲良に可愛そうなことを……今更だが、思った。
そしてふたりに引きずられるように開いたドアから一歩外へ踏み出した。
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