第9話 恥じらう姿

私は猫耳メイドで恥ずかしいって言うのに…千景は私の写真を撮りまくってて…少しムカつく…この気持ち味わわせてやる。


「千景も…猫耳メイドしてもらうから」

「1着しかないから無理」

「私が着てるやつ着てもらうから関係ないよ」

「で、でも……」

「でもじゃない…なら、私が脱いでるとこ見せてあげるから、それならいいでしょ?」


静かに頷いてた、着替え見られるのは嫌だけど…恥ずかしい姿を耐えきった私ならもう、どうってことはない…今の私は最強だから、大丈夫。


「はい、千景」

「椛…抱きしめて」

「ん、いいよ」


下着姿で抱きしめるのはちょっと嫌だけど…照れてまともに見れてすらない千景が私に触れるのは多分無理だから少しくらいならいい。


まだ、五月なのに今日は寒いせいか少し肌寒く感じるけど千景の体温でプラマイゼロの状態、千景照れて体温いつもより高そうだし…ちょっと暖かい。


「そろそろ…服着ていい?」

「うん、いいよ……着替えるから、そっち向いてて…」

「ん、わかった」


と言ったものの、少し気になってチラチラ見たりしてたけど…バレてないらしい、私も着替えないと…寒いし、部屋でいつまでも下着姿なのは絵面的にまずいし。


私は着替え終えたから、少し千景見てみたら下着姿だったからすぐに見るのを辞めた、パンツは確認出来た、白だった。


「……も、椛…見てもいいよ」


振り向くと、恥じらいながら…猫耳を付けたメイド服を着た千景の姿があった、中々可愛い…私より似合うじゃん…私も写真撮ろ。


「椛…あんまり…撮らないで」

「嫌だよ?千景も撮ったんだし、私も撮らせてくれなきゃ…不公平だし、千景可愛いから残しとかないと勿体ないよ」

「だからって…その角度から撮るのは…だめ」

「え〜いいじゃん」

「……椛の変態」


とりあえず下からの角度とか後ろ姿とか色々撮ってみた、その後…スマホのロック画面を千景のメイド服(後ろ姿)にしておいた、正面にしなかったのは何となくだから特に意味は無い…その後千景は気づいたのか、結構照れてたけどちょっと嬉しそうな感じだった。


それからしばらく…千景を愛でてて、結構時間たってたから帰る時間帯になってきた…千景は私と離れるのは寂しそう。


「千景、そろそろ帰るね」

「……帰ってから、連絡して」

「うん、いいよ」

「椛…大好き」


外なのに、抱きしめてきた、外はダメって言ったけど…寂しそうだし、人もいなさそうだから今くらいはいいかな。


「私も大好き」


抱きしめながら、千景の唇を奪っておいた、奇襲だったから…さすがの千景も照れてたけど…すぐ嬉しそうな表情を浮かべて、可愛い。


「千景、またね」

「椛…また」


手を振りながら千景の家から離れた、千景の猫耳メイド写真、撮りすぎた…容量大丈夫かな…でも、千景の猫耳メイド可愛いから消せそうにない…それに写真消すの勿体ないし、残しとこ。


ん?ていうか…本来の目的とだいぶかけ離れたことしか…今日してないような…まぁ、いっか…?

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

誰にでも優しくしてたらツンデレなクラスメイトが付き合って欲しいとか言い始めたんだけど!?? 心晴 @koharu0105

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ