第24話 メス顔少女
買いあげた娘は箱馬車に乗せて、わたし達は黒色で大きな車輪の馬車で商会に帰る、
「レオポルト様、どうして言い返さないのですか?」
「父上はボクが何をやっても文句を言うだけだ、時間の無駄だよ」
「左様でございますか」
ならばわたしもこれ以上言うまい。
「なぁ、ミヤビ今日買った奴隷の事だけどな」
幼女奴隷の事を言いたいのね、
「はて、今日はずいぶん大勢買いましたが、どの奴隷の事でしょうか?」
「その、小さい子を2人買っただろう」
「ああ、教育が大変ですね、わたくし小さい子を2人も面倒を見られません、一人くらいご主人様が面倒を見てもらえませんかね、
そうですねぇ、ミーアをお願い出来ますか?」
わたしの言葉に鼻の穴を膨らませて迫ってきたレオポルト様、
「良いのか?」
「良いも何も、ご主人様が欲しくて買った奴隷でございましょう」
「まぁ、そうだな、教育が大切な事は分かっているしな、うん、あの子は覚えが良さそうだし、ボクが教える方がいいかもしれない……」
ご主人様ポーカーフェイスをしているつもりだろうけど、頬が緩みまくりですよ。
ここで小さい子に手を出すな、とご主人様を止める事は出来る、だけど真性のロリコンはやめろと言われて“はい、やめます”なんて言ったりしない、それだったらガス抜きさせた方が良いかもね、一線を越えたら、その時考えよう。
◇◇
奴隷商会はずいぶん賑やかになった、新しく買った双子の戦闘奴隷は貧相で情けない顔をしていたのだが、凛々しくも頼りがいのある顔になった、
だけど胸はそれ程でもない、レオポルト様によると身体の変化は限界があるそうだ、たとえば幼い身体に不釣り合いな巨乳とかはダメで成長にあわせた変化しかできないそうだ。
2人は先輩のプリスカ達に比べると一回り小さいがその分良く動く、今日もロドリゲス達に連れられてギルドの修練場に行った。
性奴隷候補の子達はまずは教育から、基本の姿勢や言葉使い、歩き方から細かい仕草までを叩きこむ、楽じゃないけど、ここで苦労しておけば後から楽出来るわよ。
正直に言うと娼婦の教育に考える事もあるわ、現代日本と違ってこちらの世界では貞操観念がうるさい世界らしく、そんな常識で育ってきた女の子に閨の作法を教える自分に嫌気がさした事もあったわ、
だけど性奴隷になるのが田舎娘のエリートコースだと言う現実を突きつけられたら、真剣に取り組むしかないじゃない。
そんな田舎娘達を教えるのはレオポルト様の父上ルードルフ様に頼んだ家庭教師、ミラグロスさんとエドゥアルダさん、2人とも20代半ば、かなり優秀な部類だと思うわ。
◇
このまま幼女ハーレムでも作るのではと心配していたレオポルト様だが、今のところ、ミーアしか部屋に呼んでないわ、わたしの言葉を守るところは律義よね。
ご主人様の部屋、絶妙なタイミングでお茶が出たりするのは、メイド達が隠し部屋から主人を覗いているからなのよ、
今はわたしが隠し通路からご主人様を覗き見、ロリコンご主人様は9歳の美幼女ミーアと一緒にお勉強、
「ミーア眠くなってきたかい?」
「あっ、ご主人様平気ですよ」
「だけどずっと本読みしていると疲れるだろう、ちょっと遊ぼうか」
“ちょっと、ロリコンご主人様、いくらミーアが懐いているからって一線は越えないでね”
わたしの思いは杞憂だった、2人はカーペットに座り込んでボールを転がし“キャーキャー”遊んでいる、ミーアが両脚を広げてお股全開で短いスカートの中の白い布がチラチラしている、レオポルト様はさりげなく見ている、
本人はラッキースケベが出来て嬉しいのだろう、ヘタレなロリコンさんニヤニヤしているわよ。
変態この上ないけど、レオポルト様は子供の面倒を見る優しいご主人様です、そう言う事にしておきましょう。
◇
ロリコンのご主人様を覗いていたわたしだけど、想像以上にヘタレで安心して外に出たら、待っていたのは美幼女のリフリー、
「あら、リフリー、ここは二階よ、勝手に降りて来てはダメって言ったわよね」
「だけど、ご主人様にお礼を言っていないし、それにわたしもご主人様に勉強をみてもらいたいなぁ~、って思って」
色っぽく身体をねじり、あざとく首を傾ける幼女、あなた本当に8歳なの? 所作がメスよ。
初物奴隷は素直でおぼこで恥ずかしがりが多いのだけど、この子だけは毛色が違う、ご主人様の前でメスの顔をするのだ、彼女なりの処世術なのだろうけど、ロリコンの前でそんな表情をしたら“やっても良い”の合図と勘違いしちゃうからなるべくレオポルト様から遠ざけておきたい子なのよ。
更にレオポルト様だけではなく、オスヴァルトさんや戦闘奴隷のサン・ホセやロドリゲス達にも色目を使う幼女、生まれついてのビッチかぁ~
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