ロリコンおじさんと植物園
「1日水族館でもいいくらい楽しかったですね!」
「本当ですか!?また次も行きましょう!今日はイルカショーだったんですけど、ペンギンのショートかもあって可愛いんです!」
修学旅行以来の水族館に予想以上にテンションが爆上がりした。そう言えば学生の時も、一日ここでいいって思った記憶がある。俺もしかして水族館好きなのかもな。
「次は植物園ですね!自分楽しみにしてたんですよ!」
「本当ですか!嬉しいです!」
植物園は水族館に比べて地味なイメージを持たれがちだったので、好印象でよかった。
「遠足でしか行ったことなくて、記憶とかあんまりない感じなんです。」
「まぁそんなもんですよね〜、俺もそんな感じなんです。」
何を隠そう俺がここに誘った理由は、綺麗な花畑と花火が見れるからと言うロマンティックな理由だからだ。周りにはカップルが多くて普通に気まづい。
「イメージはジャングルみたいな所って感じなんですけど、合ってますか?」
「大体そんな感じですね。緑が生い茂ってるのが室内で、花畑があるのが屋外って感じです。」
「両方綺麗だろうな〜」
園内に入ると綺麗な花や虫が出迎えてくれる。この園には植物ゾーンと花ゾーンがあり、両方とも綺麗で俺は気に入っている。
中には虫が汚いや、日に焼けるなどの理由で誘いを断られた事もあるが、こんな純粋に楽しんでくれるのが凄く嬉しい。
「植物ゾーンに行ってみたいです!」
「じゃぁ行きましょう!」
全体的に緑が多い植物ゾーン、図鑑でしか見ない多肉植物やジャングルにしか見えない木などここでしか見れない植物が沢山ある。
「凄いですね、見たことないやつばっかりだ。詳しかったりするんですか?」
「俺は全然ですよ、本当にアロエとかサボテンくらいしかわかんないですし。」
「そうなんですね、てっきり飽きるくらい見てるのかと思ってました。」
「そんな何回も見てるわけじゃないですよー」
「よかった〜 じゃぁ同じ感覚で楽しめますね!」
素敵な考え方だ、俺も見習いたい。
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