第15話 VSオーク

げ、こんなとこにも居んのかよ


種族:バグベア

Lv5

生命力60

聖神力15

攻撃力77

防御力35

魔法力5

素早さ15

運10

スキル

剣術Lv2 槍術Lv1 棒術Lv2 ひた斬りLv1

盾術Lv1

耐性スキル

斬撃耐性Lv1


しかもレベルが高くてつぇぇ

まぁ素早さは相変わらず見てぇだしやれるか


「急襲!!」



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━



よしっ!

何とかノーダメで倒すことができたな

途中衝撃波をくらって《衝撃耐性》ってのを手に入れたんだが結構ラッキーだったな。


早速運1が味方してる、、、!?


そんな事を考えながらバグベアを倒した俺は更に北に歩みを進めていく。


特に景色が変わらないまま、たまに襲って来るウルフやLv4~6のゴブリンを蹴散らし、

たまに出る群れのウルフに苦戦しつつも


大体の北側の地形が分かってきた


まず(拠点から見て)西側の方へと続く渓谷があった。シーラさんを見つけたところで探索を止めてしまったが、

もう暫く進んでいたらこの渓谷を発見出来たのだろうか?


それともそっちまでは延びていない小さめの渓谷なのか、それは判別出来なかった。


次に予想通りではあったが北に行けば行くほど

敵が強くなっている。


まぁ全体的にレベルの高い魔物が多く居るって感じだな。


新手の魔物は未だ出てきていないが今後更に奥へと進むとなるといつ出会っても可笑しくは無い。


もし俺よりも素早さの高い新手が来たら余裕で死ねるだろうし


しっかりと対策を整えて奥に行った方が良いな。


最後はどこまで行っても森は森。


東側の様に開けた場所もなければ川や山のような地形も見られなかった。


ただひたすらに森が続いている感じで、その全容を掴む事がかなり難しく思えた。


滅茶苦茶に広い。


日本一小さい県、そう香川県よりも広そうな森でであった。


少なくともそれくらいでは?と言う推測でしかない。

森の全容が見えない以上下手したら県ではなく北海道や日本単位で大きいかもしれない。


俺は本当にこの森の主を見つけられるのだろうか?


シーラさんが途中で諦めてしまう位にはひれぇ森だ。


一抹の不安に駆られながらも今日はもう少しだけ探索を仕様と自分に喝を入れる。



暫く森を歩いていくと


緑色の肌で人型ゴブリンとは違うその引き締まった巨大な体格


「これはオークか?」



種族:オーク

Lv4

生命力100

聖神力5

攻撃力81

防御力25

魔法力0

素早さ26

運10


スキル

棒術Lv2 薙ぎ払いLv1 生命力強化Lv1

突進Lv1 身体能力向上Lv1

耐性スキル

状態異常耐性Lv1


《薙ぎ払い》

薙ぎ払いのスキルレベルに応じ常時攻撃力に補正が掛かる。

周囲の敵を回転した際の加速を利用して一掃するスキル

尚スキルレベルに応じ加速力に補正が掛かる

更なる棒術の会得に繋がる


《身体能力向上》

身体能力向上のスキルレベルに応じ生命力に補正が掛かる。

消費聖神力:5 聖神力を消費し3分間の間自身のステータスに補正をかける。

尚スキルレベルに応じ補正率が上昇する


うおぉ流石オークさんクソつえぇステータスしてやがる。


バグベアよりも素早さが少し高くて防御力が低いのか。

そして圧倒的な生命力。


腕も長ぇしリーチでは負けてるが

どうにかして倒せるだろうか?


とりあえず一発急襲をかましてみる


おらっ!


「グォォォ!!!」


うっうるせぇ

なんて馬鹿でけぇ咆哮だ。

周りの魔物が集まって来ねぇか心配だな。

ここは短期決戦で終わらせてしまおう。


「オーク!休んでる暇ねぇぜ!2連撃!」


オークの背中に2発の杖攻撃をお見舞いする。

霊樹の魔杖は杖だが物理攻撃も中々行けるんだよな。

本当に強ぇ

しかしタフなオークがこれだけで倒れるはずもなく。

すぐさまスキル

《薙ぎ払い》

を使用してくる


それはもう鑑定で予習済みだよ!


「回避っ」


紙一重でオークの攻撃を躱す。俺の素早さからしたら奴の攻撃はバグベアよりも少し速い程度。


奴が幾ら攻撃しようが俺には当たんね━!?


こいつ滅茶苦茶早くなってやがる!!


これは身体能力向上のスキルか


くっ、、


「回避」


「回避」


「回避」


拉致があかねぇ何とか隙を見て攻撃しねぇと不味いな。


オークの攻撃を避けて後ろに回り込む

それに合わせてオークもこちらを振り向くがちっとだけ遅れたな。


「2連撃!」


あれ?あんまり効いてねぇな、身体能力向上には防御力も含まれてるっぽいな。


これは結構不味い


「回避」


オークの薙ぎ払いを回避してもう1発入れようとするが


まぁ避けられちまうよな、、、


俺よりも幾分かだけ素早さが遅いのが救いか

何とかオークの攻撃を見切れてはいるが、コイツに当たったら即死だろう。

薙ぎ払いに警戒しつつ奴に攻撃を繰り出す。


奴が棍棒を振り切ったその時ー


「2連撃!」


隙のできたオークの脇腹に飛び込み全力の2撃をお見舞いする。


「グオォォ!!!!」


よしっ何とか討伐できたな、、、



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