第7話 VS毒蟻

とりあえず毒蟻の野郎は生命力が高いから一発急襲をかましてやるか


急襲のスキルがどれだけ作用するのかも見ておきてぇしな


今の俺の攻撃力はショートソード込で26

ポイズンアントは防御力が20だから6ダメージは確実に通ると思うが、、、


とりあえず攻撃してみねぇことには分からねぇし


毒蟻が後ろを向いたところを全力で走って剣を振り抜いてやった


「くらいやがれっ!」


毒蟻が数m吹っ飛んだ、これも急襲のおかげだな

どうだ?「鑑定」


生命力18/30



おぉ12減ってんなダメージ2倍はかなりでけぇ

しっかし毒蟻との距離が開いたのはまずい


ポイズンバレットが飛んでくる可能性が大きくなってしまったな、毒弾を撃たせないことに徹底したいが、、、

いつでも回避できるようにしておこう


毒蟻が起き上がって体内から何かを放出しているのを感じる。


これが魔術か、今悠長に考えてる暇はねぇがやっぱり異世界に来たら魔法だよな!


素早さと魔法力に依存した速度らしいし

油断してっとあっという間に毒弾に貫かれて終わりだな

毒蟻に噛まれること自体は恐らくそんなに怖くねぇ攻撃力は6だったしダメージは1しか入らねぇはずだ


毒ダメージは少し恐ろしいがここは短期決戦に持ち込んで、毒弾を撃たれねぇ内に決めてしまおう


素早さ21を存分に活かして魔術を放とうとしている毒蟻の元に近ずいて斬りあげてやった

「魔術なんか発動させねぇよ!」

スパァンー!

よしっこれで毒蟻の野郎魔術じゃなくて近接戦に持っていくはずだ、、、


「キシィ!」


ってまじかよ!?こいつ毒弾を発動しやがった!!

やっべぇ良けれねぇ


「回避!」


危ぶねぇ、もう少しで直撃するところだった


しっかし回避の聖神力消費えぐいな3/6になっちまった

あと1回は毒弾を回避できるがやつの聖神力的にあと3回は撃てるだろう。

どうにかして毒弾を撃たれる前に倒してぇが


「キシィ!」


毒蟻の野郎もう次の発動準備してやがる。

次を発動される前に一発でも叩き込んで生命力を削らねぇとジリ貧でこっちが負ける


だからー

「くらえっ!」

よしっ斬れた!と同時に魔術を発動すると思われていた毒蟻は魔術の発動を辞めて


俺の腕に噛み付いてきた


「痛ってぇぇぇ!!」


種族:ヒューマン(ラナリア)

状態:毒

生命力4/5


くっそ毒を諸に受けちまった

だが毒蟻の野郎も生命力がだいぶ削られているはずだ、、、鑑定


ポイズンアント

生命力6/30


お互いあと一発食らったら終わりってな感じだな、、、


「キシィィィ!!」


毒蟻の野郎!もう毒弾を打ってきやがった!

俺は毒を受けてるしこれ以上ダメージを受ける訳には行かねぇし


ここで回避を発動しちまって良いのか?


どうにかギリギリで避ける?


いやダメだ毒弾には追尾性能があるとさっき見たじゃねぇか。回避でないとあの毒弾は避けれねぇ


「回避っ!」


っち使っちまった

だけど毒蟻には大きな隙が出来た。この隙に一発ぶちかまして終わらしてやる


「終わりだっ!!」


ズバァ!


ボドッ


毒蟻が真っ二つになって落ちるのが見えた


よし、、、どうにか勝ったな



種族:ヒューマン(ラナリア)

名前日宮優慎

Lv2

状態:毒

生命力2/5

聖神力6

攻撃力21

防御力11

魔法力1

素早さ21

運0

スキル

鑑定LvMAX 棒術Lv1 剣術Lv1 突技Lv1

斬り上げLv1 投石Lv1 回避Lv1 思考加速Lv1

急襲Lv1

耐性スキル

毒耐性Lv1

称号

転生者 素寒貧


あっ危ねぇ生命力が毒だけで2も減ってやがる

しかし毒耐性が得られたのはからりラッキーだな


《毒耐性》

毒耐性のスキルレベルに応じ常時防御力に補正が掛かる

さらにスキルレベルに応じた毒への耐性を得る

現在は状態異常:毒であれば生命力1で耐え忍ぎ

1分間でレジストできる

尚上位の毒はその限りでは無い


ありがてぇ


これも転生者のスキルのおかげだろう。それに斬り上げなんてスキルも手に入ってるな


「鑑定」


《斬り上げ》

切り上げのレベルに応じて常時攻撃力に補正が掛かる。

剣を下から上に素早く振り敵を斬ることで攻撃力に補正が掛かる基礎的な剣術

剣術系統スキルの更なる会得に繋がる


やっぱり戦闘において特定の動作を一定回数行ったらスキルを得ることが出来るんだな

投てきが得られるんじゃないかと思っていたら投石だったこともあったし恐らく細かい動作や得物の違いで様々なスキルが得られそうだ、


現状俺のステータスをあげる最も有効な方法は

スキルを集めてスキルを上昇させることにある。


素寒貧のせいでレベルは上がんねぇしこれからもゴブリンやスライム、毒蟻、強いてはウルフと闘いながらスキルレベルを上げて

そのうち街や王国に行ってみてぇな


俺の種族がラナリアって書いてあることからここはラナリア王国のどこかの森だろうし


可能ならもっと神様に地理関連を聞いておけば良かったな


とりあえず今日は敵に見つからねぇようにして

拠点に帰ることにしよう

さすがに


生命力1/5


じゃ闘う気にもならねぇしな












  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る