第3話 初めてのステータスアップ
スライムの野郎の生命力はあと3!もう1発叩き込めば倒せる。
スライムが身を起こして相も変わらず突進してくる、もうスライムには酸液がねぇから間合いを見誤ることもねぇ今なら倒せる。「くらいやがれっ!」スライムが宙を舞う。そしてただ突き飛ばした訳じゃないこれでもし倒せなかったらもう1回命の駆け引きをしねぇと行けなくなるからな!スライムの進行方向には岩がある
さっき木に激突した時と同じかそれ以上のダメージが入るはずだ!
バチュ
スライムの身が弾けた。液状だったスライムの体液が地面に散乱している
、、、勝ったのか!?
一応鑑定
生命力0/10
ふぅぅぅ〜正直もう二度と戦いたくねぇそもそも俺は平和主義な日本人なんだ!争いごと反対!こんなのもう二度としたくねぇ。よしスライム君解散!あっ もう死んでるか、さて俺のレベルは上がってるかな?
種族:ヒューマン(ラナリア)
名前:日宮優慎
Lv1
生命力2/5
聖神力1
攻撃力6
防御力1
魔法力1
素早さ1
運0
スキル
鑑定LvMAV 棒術Lv1
称号
転生者
最初は意識してなかったが鑑定のレベルはMAXだったのか。こればかりは駄女神に感謝だな
もし鑑定Lv1だと魔物のステータスが見れませんなんてことがあって駄女神の鑑定がLv1だったら今頃ステータス差が分からずに死んでたもんな。
それよりレベルが上がってねぇのがつれぇ、、、ん?攻撃力上がってね?どういうことだ、、、それに新しいスキルも入ってやがるこれも鑑定出来んのか?鑑定
《棒術》
棒術のスキルレベルに応じ常時攻撃力のステータスに補正が掛かるさらに棒使用時ステータスに補正が掛かる。
棒を使用し攻撃した際に棒術系統のスキルを解放しやすくなりスキルの熟練度も上がりやすくなる
これはすげぇスキルを手に入れたな。しかしスライムとの死線をくぐり抜けたからってそんな簡単にスキルが手に入るもんなのか?
これは俺の仮説思考だが転生者の称号が関与してるんじゃないだろうか?
鑑定
《転生者》
常時スキルの習熟率に補正が掛かる
尚これは英雄への第1歩に過ぎない
やっぱりなこれも駄女神、いや神様に感謝だなこいつがなかったら俺はステータスが上がらなかっただろうしもうスライムと戦う気力が無くなってたかもしれない。
攻撃力が上がったお陰でスライムとも戦いやすくなるだろうしウルフの野郎にリベンジする時もちけぇかもしれねぇな。そういえばだがスライムの防御力は3だったが俺の攻撃が通っていたよな?もしかして石や木の枝にも攻撃力があるんじゃねぇか?鑑定
《小さな石》
投てき時攻撃力に+3の補正
どこにでも落ちている普通の小石
《アオダマの木の枝》
攻撃時+5の補正
しなりがあり折れにくいので武器にするには最適
おいおいこいつら元々の俺より攻撃力高ぇじゃねぇか、ってかよくこんなことも調べないで魔物に挑もうと思ったな俺、ホント迂闊だった。
今思うといつ死んでもおかしくないような戦いだったし今後は慢心せずに、今自分が出来ることをしっかりと確認して戦うのが大切だな。
戦う度にこんなんじゃいつまで経ってもレベルが上がらねぇしな
とりあえずもう1匹スライムを見つけて棒術のレベルと俺のレベルをあげてぇ、、、じゃないとまともに戦えないだろうしな。
そのためにもまずは拠点の確保と食料の確保だ!こんないつ襲われるかわかったもんじゃないところでおちおちと寝てらんねぇし日が傾くまでに拠点は作らねぇとそれに水の確保も、、、、どうやって川を見つければいいかわかんねぇな雨が降るように雨乞いでもするか?
いや、水つったら、、、、
鑑定
《スライムの残液》
スライムの粘液である。聖神力が抜けたその液体からは強烈な酸が抜け、もはやただの水である
聖神力を注げば再び酸液として利用できるため錬金術の素材として用いられることもある。
冒険者ギルドで買い取る際はひと瓶銅貨1枚で取引される。尚利用方法はなく討伐部位として扱われている。
やっぱり飲めるんだな。でも進んで飲む気にはなれねぇしどうしても川が見つからなかったら飲むことにしようか。サラッと冒険者ギルドとか言ってたしやっぱりこの世界にはあるんだいつか行ってみてぇな。
まぁ「今はそんなことより拠点だよなぁ」寝ている間にスライムやウルフ、ゴブリン(いるか知らんが)なんかに襲われちまったら余裕で死ねるし木の上とか良いんじゃねぇかと思うんだがな。適当な木の下に武器や食料を置いておいて魔物が寄ってこねぇとも限らねぇ。どうしたもんかねぇ、、、、どうせだったら神様にアイテムボックスとかねだっとくんだったなぁ、、、、もしかして詠唱とかしたら使えちゃうんじゃないの?
「アイテムボックス!」、、、、
「アイテムボックス」
詠唱が違うか?
「時空魔法!」
「アイテムボックス!!」
まぁダメだよね。知ってた、ここはゲームの世界でもなければ漫画でもない、現実なんだ。そんなご都合展開あるわけないし雑魚だからと舐めてかかれば簡単に死ぬことの出来る世界。俺はそのことを改めて噛み締め拠点探しを始めるのであった。
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