第2話 VSスライム
かれこれ初期地点から五分くらい歩いたとこに魔物はいた。
いや、いたのだが、、、、
「あれ絶対ウルフだよな?あんなん普通スライムとかでレベル上げてから戦うやつじゃん!?
とりあえず鑑定、、、、」
種族:ウルフ
Lv:1
生命力15
聖神力5
攻撃力25
防御力5
魔法力0
素早さ30
運10
スキル
引っ掻きLv2 追跡Lv1 噛みつきLv1
やっやべぇあんなの勝てるわけねぇ
唯一勝ってるの魔法力だけじゃねぇか。
あんなの見つかった瞬間に終わりだ別のやつを探そう、、、、
少し歩いたところにいい感じの魔物がいた、そう。
皆大好きスライムだ。
大体のスライムと言えば強いか、弱いかの2択で描かれることの多いスライムだがどうだろうか?
少なくとも俺よりは強いだろうが、よしっ鑑定!!!!
種族:スライム
Lv1
生命力10
聖神力2
攻撃力10
防御力3
魔法力10
素早さ2
運5
スキル
酸液Lv1
やっやべぇこの世界のスライム超強ぇ
攻撃力とか俺の10倍じゃん、いや俺が弱すぎるだけか
一応俺のステータスも見とくか?
Lv:1
生命力5
聖神力1
攻撃力1
防御力1
魔法力1
素早さ1
運0
絶対無理だよな、素早さが1しか変わらないのが幸いだが、
殺ってみるか?
手持ちは木の枝2本と小さめの石が少々だが、、、、あんなのに勝てないんなら
ウルフどころかゴブリンすら勝てねぇだろうし男なら腹くくらないとな、よし!
先手必勝!!投てき攻撃だ!
石が3メートルほど飛びスライムに命中した。
よしっ!鑑定!
生命力9/10
1しか減ってねぇ、、そりゃそうだよな
俺攻撃力1だもんな。
そんな俺の攻撃に怒ったのかスライムが這いずって来る。
なんで這いずってんのに俺の歩いてるスピードよりはええんだよ!?
どうする?
迎撃するか、逃げるか、、いや逃げねぇ。
進めば2つってな!
俺よりも1.2倍程のスピードで攻めてくるスライムに思いっきり木の棒で挨拶してやる、、、、いや挨拶はさっきの投てきか、しかしそんな大振りな攻撃が当たるはずもなくスライムは体を後退させ回避した。
「やっぱそう簡単に倒させてくれねえか、じゃあこれならどうだ!」
俺の大振りを隙ありと見て突進してくるスライムに木の棒の突き攻撃を御見舞してやる。木の枝を腰に構えて、左の指先に木の枝の先端を合わせて突進してくるスライム目掛けて、、、、放つ!!ベチャッ、、、、ボヨンッスライムが2m程ふっ飛んだ。
生命力7/10
よし!削れてる、これを繰り返せば行ける!!
少しばかり体積の減ったスライムが俺に突進してくる。
まだだ、もう少し引き付けろ、瞬間俺は嫌な気配を感じて引き付けるのをやめて突きを放った。
すると同時にスライムが酸液を吐きかけてきた、あっぶねぇ
今のは聖神力の高まりか!木の枝が先端から半分はボロボロに溶けている、腐葉土になる前のベチャベチャした木の枝って感じだな
これを直に食らったら余裕で死ねる。
ったくなんてもん備えてんだ、、、、
こんなんがドラゴンな冒険の最初の敵だったなんて勇者も苦労してんだな。
一応木の枝はもう一本あるが、、、、ここは投てきで少しでもダメージを稼ぎたいな、
幸い走ればあいつよりも速く動ける。
ヒットアンドアウェイで行けばきっと倒せるはずだ、、、、
くらえっ
石がスライムに直撃する
生命力6/10
よしあと少しで半分まで行ける!!!!嬉しさに浸る隙を与えぬと言わんばかりにスライムが突進してくる。
幾ら攻撃があれば即死だろうとそれくらいのスピードなら躱せるんだよっ!
しかし、誤算だった。
あのスライム通り際に俺の足に酸液を吐きかけてきやがった。
「痛ってぇぇぇ、、、、」
少し掠っただけなのだが右足のふくらはぎがグロい事になってやがる、これじゃ逃げながら戦えねぇ、、
軽率に動きすぎた、たかがスライムだからと高を括っていた。幾らこいつが最弱だからと言って俺はその下を行くガチの最弱だ。
一応生命力だけ確認して、しっかり考えた上でこいつを仕留めよう。鑑定
生命力2/5
まじか、少し掠っただけで3も削られちまった、傷の大小関係なく生命力が0になっちまえば終わりだろうし絶対に次の一撃を受ける訳には行かないなスライムのステータスは、、、、
生命力6/10
聖神力0/2
防御力3
魔法力10
素早さ2
運5
スキル
酸液Lv1
おっ!聖神力が減ってやがる!酸液を作り出すのに聖神力を使っていたのか!
酸液がないならスライムを突き飛ばすだけで片がつくな、いや軽率に考えてはいけないとさっき学習したろ!
俺!
しっかりスライムの野郎を狙って、、、、突く!
スライムが吹っ飛び木の幹にぶち当たる
おっこれはダメージがデカいんじゃねぇか?
生命力3/10
よし!俺の生命力と並んだ!自分で言っときながらみっともねぇがいよいよこのスライム野郎とも決着だな。
さぁ!こいつを倒してレベルアップと行きますか!
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