8発目 探索開始 WORLD No.011100011

仮眠が済み俺は集合場所に着いた。

今回はSCAR-HとFNX45を持っていく事にした。理由は簡単でカスタマイズされているからだ。P90とFN MINIMIはカスタマイズされてなく始めていく場所ではかなり不安要素が拭いきれないからだ。

SCAR-Hには近距離と遠距離両方対応しやすくライトがあるから暗い所でも対応しやすいのがでかい。FNX45をサブで持って来た理由はSCAR-Hと他に持っていくときに軽いのがこいつだったというシンプルな理由からだ。

俺が前来たゲート付近に来ると前の防衛の時にいた隊長さんが出迎えてくれた。

「よぉ!今日防衛したのに探索行くって言い出したんだな。とりあえずゲートをくぐり抜ける為の車がここまでくるから待っとけ。」

俺は隊長さんに言われたとおり待つ事にした。


▄︻̷̿┻̿═━一


10分ぐらい経つと1台の車がやって来た。

車種はSUBARUのフォレスターというオフロード車だった。この車なら運転手含む5人乗車可能である。車の窓が開き運転手が顔を出して来た。

「お前が例の新人か、とりあえず今回はお前だけらしいから車の中は広いぞ。」

ん?ひとり?

「他のやつは全員腹壊しているから来れんらしいしけど探索行かんとアカンからお前だけ送る事になったんや。安心せいよ、無線と今から綿渡すカメラで俺がサポートしてやっから。」

運転手さんはそう言うけど俺は不安しかなかった……


╾━╤デ╦︻


俺は車に乗り込みシートベルトを締めた。

すると運転手さんからカメラを渡された。これがさっき言っていたカメラらしい。

「それをヘルメットのアタッチメント取り付け部分に付けろ、そうしたら後は大丈夫。無線のテストをする。」

そう言うと無線機を持ち喋り始めた。

《あーテステス、聞こえてるか?》

イヤーマフ兼無線機からしっかりと聞こえた。

《大丈夫です、聞こえてます。》と返し運転手さんはOKと答え車をゲートの手前まで勧めた。そして運転手さんは再び無線機を持つと

《出発する!ゲートを開いてくれ!》

そう言うと無線機の方から

《了解、慎重に探索に望むように。幸運を。》

と帰ってきた。

返答があって5秒後ベルが鳴り響いた

ジリリリリ!

音と共にゲートが開き始めエンジンがかけ始めた。運転手さんはギアを1速に入れクラッチを入れ始めた。車が動き始めゲートの中に入っていった。


▄︻̷̿┻̿═━一


暗いゲートの中を走り抜けてゆき光が見え始めた。

光に突っ込んで行くとそこには廃墟があった。

入ってきたゲートと同じものがあるが苔がついていた。

俺は車を降りると運転手さんは俺に対してこう言ってきた。

「俺は1回戻るけどカメラから指示やアドバイスをする。帰還したい時は無線で言ってくれ。」そう言い残すと車はまたゲートに入っていった。



︻╦̵̵͇̿̿̿̿══╤─


 ひとり残された俺はとりあえずSCAR-Hのコッキングレバーを引いて離し同じようにFNX45のスライドを引いて離して弾を装填した。

この後どうしようか悩んでいる時

《聞こえてるか?》とヘッドセットから声が聞こえて返答するかのように

《はい!聞こてます!》と返した。

《よし、カメラもバッチリだ。基本的に探索は好きに回っていいが、今回はとある場所まで行って欲しいんだ。》

とある場所?

《とりあえず、そこの座標まで案内するが道中敵もいる可能性もあるから注意して探索してくれ。》

俺はそれを聞き探索を始めた。


〔WORLD No.011100011 〕

〔WORLDName プラットフォーム〕

〔探索開始します〕


辺りを見る感じ、ここには文明の痕跡がいくつもあり気づいてなかっただけでここは元々かなりの大都市だったのだろう。

だけど、なんか違和感がある……何かとは分からないが似てる感じがする。

《あの、すみません。ここ何かに似てるような気がするんですが…》

俺は思わず疑問に思い質問してみると

《ああ、ここに来た奴らでそんな事を言っていたやつがかなりいたから不思議じゃないな。みんなどこかに似ているってよく言っていたな。まあ、ナビをが準備できるまでそこら辺を散策しといてくれ。》

 それを聞き俺は疑問を抱えながら辺りを歩く事にした。

辺りはかなり高いビルが多く飲食店らしきものもあった。しばらく散策すると看板を見つけ近寄って看板を見てみて納得した。

あぁ……やっぱりそうか……ここは異世界だけど少し違う気がした。

ここは東京駅丸の内駅前にあるビル群だ。ニュースでよく見かけたりしたので見た事がある感じがしたのだ。だから俺以外にも来た人が違和感を持ったのだろう……

《とりあえず、場所まで案内する。その先を真っ直ぐ行って十字路を左に曲がれ。》

そんな事を考えていると運転手さんがナビを始めたので指示に従って動く事にした。


▄︻̷̿┻̿═━一


指示されたとおりの場所に来るとそこは東京駅丸の内駅前の入り口に来た。

《今回はここでとあるフラッシュメモリと食料関連などを探してきてくれりフラッシュメモリについては詳細な場所が分からないが端末のレーダーを使えばわかるかもしれない。建物内も敵がいる可能性もあるから慎重に探索に望んてくれ。》

俺はそれを聞き端末のレーダーをオンにした。

反応は上からあり改札内にある。

俺は端末をしまいSCAR-Hを構えながら改札内へと入っていった。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る