7発目 異世界探索依頼1
防衛任務が終わった後やる事もないのでFN MINIMIをバラして整備をする事にした。
そういえばガンスキルで銃の整備に関するスキルがあったよな…
俺は端末を取り出してスキル欄を見て発見した。
【銃整備レベル1】
これを取らないと俺は絶対にバラしてから下に戻せなくなる。そういえば前やった時にはなかった数字がある。【銃整備レベル1】(スキルポイント1使用)と取るのにスキルポイントとやらが必要らしく俺は持ってるのかどうかさえわからなかった。とりあえず押して獲得出来るかやってみるか……
【銃整備レベル1】をスキルポイント1使用で取得しますか?残りスキルポイント2
YES/NO
スキルポイント持っていた!でもなぜ……
俺は悩んだがすぐ答えは出た。今日の防衛任務で出たバケモノを何匹か倒したからだ。それでスキルポイントが獲得できたとしたら防衛任務で敵を倒す事は自分を鍛える事に直結している事になる。本当にRPGみたいな世界だな……
俺はそう思いつつ【銃整備レベル1】を獲得した。
俺は早速、FN MINIMIを分解を始めた。ボルトキャリヤやガスピストンなどバラバラにしていった。全部分解を終えると汚れが目立つ所が複数ヶ所ありとりあえず水洗いして拭き取る形で整備する事にした。
▄︻̷̿┻̿═━一
俺は洗い終わったパーツを乾かし再び元に戻す作業をしていたその時、
コンコン
とドアを叩く音がして俺は扉を開け訪問者を見た。
「やあ、元気そうだな。」ユウさんが来たようだ。
「防衛任務お疲れ様、まさか初の防衛で来るとは予想してなかったよ。まあ、今回はそれを言いに来たんじゃないんだけど。」
どうやら今回の事とは別件で来たらしい。
「今回の防衛任務の実力を聞いて次ある探索に同行してほしいんだ。」
どうやら今度は探索らしい。そういえば端末を受け取った時に拠点に必要な物とかが端末に表示されるみたいな事を言っていたな…
「今回はゲートを通ってとある世界に行ってもらうんだ。」
ん?世界?
「あの、場所ではなく?」俺は恐る恐る聞いてみると
「世界で合ってるよ」と返答された。
「君はここに意味もわからず来てしまったんだろう、他のみんなも突如としてここに来ちゃった連中ばかりなんだ。俺らはいろいろな世界がありその世界で探索をして仲間を集めてこの拠点が出来たんだ。」
ここに来た時のあの言葉を思い出した。「なるほど、お前も同じ境遇のやつか…」という言葉は自分たちも同じようにこの拠点に来たからという意味だったんだろう。
他の世界に行ける……もしかしたら……
「わかりました、探索に同行します。」
俺は探索に同行する事にした。他の世界に行けるという事は元いた世界に戻れる可能性もあるという事。探索を繰り返せば帰れる可能性もあるという事だ。こんなの乗るしかない!
「わかった、今日の夜に出発になるから探索用の装備を手配しよう。ついて来い、探索用の装備を渡す」
俺はユウさんの言うとおりに付いて行く事にした。
▄︻̷̿┻̿═━一
俺が来たのは大きめな倉庫に近い場所だった。そこにはアーマーやヘルメットなどがあった。
ユウさんは俺をここに案内したあと「俺は装備以外に必要な物を取ってくるからそこでアーマなどを選んどいてくれ。」と言われ今自分に合うアーマーやヘルメットなどを選んでいる。
アーマーにはクラスが存在しアメリカ合衆国司法省の国家司法研究所のが定めた規格が基準でそれぞれ「I」「II-A」「II」「III-A」「III」「IV」の六種類ある。軍用とかで使われるのがクラスⅢ-Aであり9mm弾や.44マグナムなどの弾を防ぐ事が出来る。ただし、弾は防げても威力は吸収されないので打撲などの怪我を負ってしまう。ヘルメットもあるが今回は面倒くさいので割愛させてもらう。ここにあるのは基本的にクラスⅢのアーマーしかなので強制的にそれを着るしかない。
俺は
他にもヘルメットやバックパックなどを選び終えた時、ユウさんが木箱をもって来た。
「はい、これ。探索中の食料品と水、あと医療器具だよ。」
ユウさんが箱ごと渡してきて一つ一つ説明を始めた。
「この食料はMREっていう軍とかで使われる長期保存が効く物なんだ。」とユウさんが言っているがもう少しだけ詳しく説明するとMREとはアメリカ軍が採用している個包装された
〔作者の実話を元にしてます〕
そんな事をしているとユウさんがまた説明をしてきた。「こっちの医療器具は使わなければ嬉しいけど万が一の為持っておいて欲しいんだ。」
うん、俺も使いたくないよ?自分で自分を治療するのすごく嫌だよ。ゲームの中の人それを平気でやってるから怖いんよ。
「まあ、ゲームみたいな事は流石にできないけど…」
ユウさんも同じ事を思ってたわ…
「とりあえず、これぐらいだね。とりあえず今はここまでにして仮眠を取っておいた方が良いよ。夜に出発だから移動中も寝れる事はないから。」
俺はその言葉を聞き木箱を持ち自分の部屋に戻った。
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