6発目 防衛開始

 3日目の朝を迎えた。俺は昨日と同じ食堂で朝食を食べ、装備点検をした。

 そして、9時ぐらいになると…

「おーい、防衛任務の時間だぞー。」

と扉の向こうから呼びかけられた。

 どうやら防犯任務をやる時間になったようだ。

「今行きます!」と返答しFN MINIMIとP90を持ち部屋を出た。


▄︻̷̿┻̿═━一


 案内され防衛地点と呼ばれる場所に着いたが、目の間に大きな石造りで出来ている枠に鉄の扉が付いているゲートがあった。

 右の柱には赤と青の信号が付いており赤色に光っている。防衛地点には土嚢で出来た塹壕や野砲などがあったその中にはミニガンもあり口径を見ると俺が持ってるSCAR-Hと同じぐらいの口径の弾を使っているのでおそらくM134 ミニガンだろう。

  『M134』

    系統 重機関銃

     製造元 GE

      使用弾薬 7.62×51mmNATO弾

       作動方式 電気回転ドライブ方式

 こんな感じの銃であり連射性が非常に高く、一般的な機関銃よりも耐熱性能が高いのもある。これらの数多い利点がある理由は銃身が6本ある事が関係する。ミニガンの銃身はをして発射と排莢、次弾装填を行う事ができる。

更に不良弾薬にも強く拠点防衛に置いては心強い武器である。だが、その分重量が20キロ近くあり重く銃の反動も凄まじいものでありこれを持って立ちながら撃つ事なんて一般人ではきつくかなり筋力がある人でないと持てないという代物である。その為、使う際は戦車などの乗り物乗っけて使うか今回みたいなして動かないで済む防衛に使われる。

 まあ、俺は触る事はないな。FN MINIMIあるし、まず俺操作方法知らないんよ……俺が持ってるやつはある程度ゲームなどで知識があるけどミニガンとかそうゆうのを撃つ機会がそもそもなかった。

 そんな事を考えていると防衛地点の隊長さんらしき人がやって来た。

「お前らおはよう!とりあえず今日1日中よろしく頼むな!」と全員に発言し点呼を取った。

「あ、新人のお前。お前は俺と行動して防衛の事について説明する。」

俺は来て3日目という事もあり隊長さん自ら説明を受ける事になった。

「それではいいな!引き継ぎ作業が終わり次第解散して防衛位置に着け!」

と言ったあと俺の方へやって来た。

「お前はとりあえずこっちに来い。あと、装備を着用しろ」

そう言われ言われるが装備を着用して、隊長さんについていった。


╾━╤デ╦︻


「とりあえずお前はここで拠点に侵入して来ようとするバケモンを倒していくんだ。それまでは寝ててもいいぞ」

 うん、理解不能。防衛任務なのに全然任務感ゼロ、むしろ昼寝してても文句無し。スーパーの警備員さんより仕事内容やばそうなのに実際はすごく楽だったみたいなバイトみたいになっとる……そりゃ来て3日目で防衛しても大丈夫だ。

 俺はとりあえず何かあるまで土嚢に寄りかかって寝ようとした時…

ジリリリ!!

突如ゲートの方からベルが鳴り響き、信号が赤から青に変わっていた。そして、ゲートの扉がゆっくりと開き始めていた。何かと思っていると

「来たぞ!防衛用意!」と隊長さんが大声を出して叫んだ。

「おい、新人。お前はここで軽機関銃をぶっ放せ。俺が合図するまで撃つなよ!」

俺はそれを聞き、急いでFN MINIMIに弾薬を装填リロード、トリガー近くにある安全装置を解除した。

そして、ゲートが3分の2開き切った解き

ブロロロロォォ!!と3台のオフロード車が駆け込んできた。

敵襲だと思い、俺はトリガーに指をかけいつでも撃てるように準備した。だが、隊長さんが俺に対してこう言ってきた。

「新人!あれは撃つなよ!あれは味方だ!」

俺はそれを聞き慌ててトリガーから指を離した。

(危ねー💦危うく撃つ所だったわ💦)

俺は内心ヒヤヒヤしていたがまだゲートは全開まで開き切ろうと動いていた所に

ジリリリリ!!とまたベルが鳴り響いた。

「来るぞ!射撃よーい!」

俺はトリガーを今度こそいつでも撃てるように指をかけて準備した。

そして俺はゲートをくぐり抜けたものを見て驚愕した。それは現実だとは思えないバケモノだった。ゴキブリ人間みたいなそいつらはbackroomやSCPに居そうな感じの奴らが大量に現れた。 

俺は躊躇ちゅうちょなくトリガーを引いた。FN MINIMIが激しい銃撃音を鳴らし、弾をばら撒くような形で射撃をした。被弾したバケモノから気持ち悪い体液が出てきて家で見るゴキブリが可愛く見えるほど気持ち悪く嫌悪感が拭いきれなかった。

 昨日の反省からマガジンポーチの装弾数を200発まで引き上げたがもしそうしていなかったら殺れてないものが複数居たかもしれない。

俺が20匹ほど倒した時、

バラララララララララララ!!!と途切れない射撃音が鳴り響き、バケモノがどんどん一刀両断されていった。

どうやら、味方がM134での射撃を開始したようだ。発射までに何かトラブルが起こった可能性がありいまさっきまで撃てなかったんだろう。ただ、撃てるようになったのならすごく心強い、ミニガンの制圧能力はピカイチで高くさっきまで少し押されてたのが一気に逆転した。

「よーし!ゲートを閉じろー!」

誰かがそう言うとゲートが閉じ初めゆっくりと扉が閉じていった。そして、全閉するとバケモノも入って来なくなり全員射撃をやめていた。

「よしみんな!お疲れ様!あとは処理班が片付けてくれるから今の内に銃の整備をしとけ!」

隊長さんが言うとみんなぞろぞろと休憩を取りに行った。

「新人!よくやったな!実はミニガンのベルトリンクが途切れ途切れになっていて接続に少し時間がかかってしまったんだ。お前のミニミでよく抑えててくれた。こっちから上に報告しておく、今日はゆっくりと休め!この後は別の班と交代する。」

そう言うと隊長さんは離れ行った。

3日目の防衛任務、わずか30分で終了!

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