おはようございます。
私の同級生も親が鬼籍に入る年代に入ってきました。毎年のように喪中はがきがやってきます。
しかし高校生くらいで親が亡くなってしまったら、色々ときついでしょうね。まずもって問題は経済的な部分だと思います。
祐介君は医者になるとは言っても、国立でない限りは学費が数千万円単位でかかります。親が生きていたとしても公務員では厳しいと思います。代々受け継がれてきた不動産などはあるかもしれませんが、親戚の手前処分はしにくいですよね。
国立の医学部は学費は安いですが、予備校に通わずに受かるというのも至難の技なのでこちらもお金がかかります。
私も兄も私大で理系だったので、今ほどではないにしてもだいぶ父は苦労したんだろうなと今更ながら思います。
作者からの返信
十三岡繁さま
こんにちは。いつも拙作をおよみいただき、ありがとうございます。
おっしゃるように、大学進学を控えて父を失うと、経済的に厳しいでしょうね。私学は難しいと思います。このあとちらりと言及しますが、祐介は国立の医学部進学希望ということになっています。
祖父が開業医だったので、その蓄えがいくらかはあったでしょう。実直な祐介の父はそれには手を付けずに残していただろうと思います。
予備校に通わずに受かるのがどれほど困難か、きちんと調べてはいないのですが、予備校なんてなかった田舎でも受かる子はいたので、ありえないということはないかあ、くらいのノリで書いています。高校生の時には、予備校って何なのか、未知の世界でした(^^;)
コメントをありがとうございました!
祐介の、ステレオタイプ的な所が再び現れていますね。本人の意志ではあるのでしょうが、根底にある価値観は保守的なのかな、と思いました。
容子に対しても主導的な姿勢なのも、この時代の若者にしては、強い感じもします。九州男児だからか??との偏見が閃きましたが、さて?(^_^;
すべて責任感の裏返しかな、とも思いますが、無自覚っぽくもありそうです。
容子は既に身内の扱いになっているようですね。本人は受け入れているのか、戸惑いがあるのか、祐介とは別種の責任感が強いからのか、気になります。
作者からの返信
カワセミさま
こんにちは。いつも拙作をお読みいただき、ありがとうございます。
前話について、追記いただき、どうもありがとうございました! せっかくお時間を割いて読んでもらっているので、できる範囲で楽しんでいただける作品を書いていきたいと思っています。いただいたコメントを参考にさせていただきますね (*´∇`*)
祐介はおじいちゃんっ子で、保守的な考えは祖父ゆずりです。幼いころから祖父に刷り込まれてきた男性性が、青年期を迎えるにあたり顕在化し、意識的にもそう振舞うようになってきているのかもしれません。
長男のあるべき姿を意識している祐介は人生設計をしっかり打ち立てており、すでに容子は将来の伴侶と考えています(こう書くとちょっと怖い……^^;)。容子がそれを負担に思っていないかどうかは、気になるところですよね。容子の祐介に対する気持ちは恋愛感情よりも理性が先に立つもので、そこには責任感や打算も混じっているでしょう。彼女自身もある程度納得の上での同席ととらえています。
九州という地域柄が男性性にどれくらい強く影響しているか、正直わからないのですが、たしかに全国平均にいくらか上乗せする要素はある気がしています。
コメントをありがとうございました!
佐藤宇佳子さん、こんにちは。
ちょっと視点がドライかもしれませんが、リアルに感じる部分があったので、コメントさせてくださいね。
祐介さんが高原さんと一緒に、通夜に来たことです。
通夜の日に、彼女を親戚に紹介するってのは、将来に対する決意がないと、なかなか出来ないと思うんですよね。
実際どうであれ、もうこの二人の中では、結婚前提ですね。
その決意を感じました。
過去作を抜きに考えても、私はそう思いました!
作者からの返信
もっこすさま
こんにちは。いつも拙作にお越しいただき、どうもありがとうございます。
リアルに感じたご感想、ふふ、嬉しいですね。
お通夜で彼女を親戚に紹介するなんて、はい、これはもう将来のことまで真剣に考えているとしかとれませんね (^^)
祐介の両親も高校一年の時に意気投合してそのまま結婚した口です。息子である祐介も容子のことをこのまま結婚する相手として考えています。
容子がそれをどう思っているかにやや不安が残りますが、祐介本人が力説していたように、冷静に見て彼が「お買い得」な男子であることは間違いなく、容子もそこはしっかりと認めています。
あとはこのまま穏やかに愛情を育んでいってもらえれば……なんですけれどね。
コメントをありがとうございました。